ロスジェネの発言

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小泉の靖国参拝について

2005-10-20 23:35:43 | 時事問題
昨日の党首討論で、小泉が民主党の前原代表の質問に答えて、「靖国に参拝して何が悪いんですか!憲法で思想信条の自由は保障されているじゃないですか!前原さんはそのことをどう思ってるんですか!」などと言っていた。

では聞くが、
質問者:「あなたはどの様な思想を『自由に』持って靖国に参拝しているのですか?」

恐らく小泉はこう答える。
小泉:「それは、図らずも先の大戦で無くなった方々を追悼するため、また二度とあの様な戦争を起こさないと言う決意の表明のためでしょう!何が悪いんですか!」

それに対しては、このように切り返すべきである。
質問者:「靖国神社というのは、あの戦争を『自存自衛』のための避け得なかった戦争だと主張し、戦争が起こった原因を英米のアジア侵略のためだと主張している。そのような主張に対してあなたは、賛成するのですか?」

小泉:「それは、先の戦争についてはいろいろ意見はあるでしょう。しかし、私はそれとは別に、平和の祈りを捧げるために参拝するんです。」

質問者:「平和を祈念するため、戦死者に祈りを捧げるためになぜ侵略戦争を正当化する神社にわざわざ参拝しなければならないんですか?どうですか?お答え下さい。」

恐らく、この最後の質問には小泉はまともに答えられないはずである。

実は、小泉首相は6月2日の衆議院予算委員会で、日本共産党の志位委員長の質問に対して
「靖国神社に参拝することが靖国神社の考えを支持しているんだと、とらないでいただきたいと思っております。」
と答えているのだ。

前原と小泉では討論にならない。少数会派とはいえ衆参で18議席を持っている共産党にも党首討論への参加を認めるべきだ。(もっとも、23日に行われる参院神奈川補選で共産党が1議席を獲得できれば自動的に共産党の党首討論参加がみとめられるが・・・。)

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4 コメント

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Unknown (福井っ子)
2005-10-22 09:28:55
確かにそのように突っ込まれると苦しい部分はあったかもしれませんね。

私ならこんな感じで答えると思います。

「靖国神社に参拝するからといって靖国神社の戦争観を賛美するものではない。参拝と戦争賛美とは別問題だ。そもそも靖国神社とは日本のために戦い亡くなられた方たちを英霊として祀るための施設であり、戦没者を慰霊する施設として最も代表的なものとして国民に広く認められており、戦没者慰霊のために参拝している。」



私としては、あの戦争はマッカーサーも認めているとおり、自衛戦争という一面、またアジア各国から見たときに、結果から見れば解放戦争であったという一面があると思います。

靖国の戦争観が正しいとは思いませんが、その観点から考えたときに靖国の戦争観は必ずしも間違ってはいないと思います。少なくても中国、韓国の言う偽造された歴史よりは真実に近いものだと思っています。
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Unknown (ぷらぷら)
2005-10-22 12:59:08
初めてお目にかかります。

私、2度ほどしか靖国には行ってないんですが、そのよく言われる‘『自存自衛』のための避け得なかった戦争だと主張し、戦争が起こった原因を英米のアジア侵略のためだと主張している’ってそんな主張なかったような気がするのですが、どこにありましたか?よく観ていなかったのかもしれませんが、どうしてもそれがわからないのでコメントさせていただきました。
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靖国「参拝」は対中・韓との関係だけで見るべきではない (yoshi)
2005-10-25 12:52:26
こちらにコメントを残す人の中にも「中国・韓国に断固とした姿勢を見せるべき」などという意見を持つ人がいますが、「靖国参拝」の本質はもっと深いものだということを理解しなければならないでしょう。TBお読みください。
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あほな人が統治者になることの嫌悪感 (日本国憲法擁護連合)
2005-10-31 16:02:44
小泉氏のすり替え論法は毎度のことだが、

政教分離と思想・信条・信仰の自由があるからこそ、首相の靖国参拝は問題なのだという

認識さえない、無能な統治者といえるでしょう。ひどいもんだ・・・。



日本国憲法擁護連合

日本の宝、日本国憲法を守ろう。

平和憲法が世の中を悪くしたのではなく、憲法改正が世相を悪くするのである。
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