ロスジェネの発言

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共産・社民共闘について、ちょっと。

2006-02-16 19:08:10 | 共産・社民共闘
共産党が社民党と「平和問題での共闘」を実現させるために党首会談をすることになった。社民党の福島党首は「共闘」に前向きなようで、「会談」による成果が期待できそうだ。

カッシーニのともえさんが「社共共闘ってどうよ。」

「第3極をアピールするためにも、社民党と共闘する準備を今からしなきゃいけないと思うんですよね・・・。断られるにしてもこちらから党首会談を申し入れて、積極的な姿勢を国民に示して欲しいです。だめでしょうか?」

って何ヶ月か前に言ってたけど、なんかその通りの展開になってきた感じ。

とくに「護憲」という一致点での「共闘」はできない理由がないし、福島社民党は少なくとも選挙では共産党と同じ事を言っているようにしか聞こえない。だから、ここで福島さんが「憲法9条を守るための“共闘”であっても共産党とではできない」などというわけにはゆかないだろう。もしそんなことを言ってしまったら、「社民党は憲法を守る意志がない」と言われてしまいかねない。

だけど、この「共闘」が選挙協力にまで発展するかは、はっきし言って疑問。

社民党が「路線転換」した背景には、旧社会党の反共的な部分がほとんど民主党に移行してしまい、社民党が左派政党化したということがあると思う。組織的にも、「党員」を中心にしたいわゆる組織政党(共産党や公明党のような党)を目指している。「30年ぶりの社共共闘」とマスコミはいうけど、この「共闘」は70年代のものとは全く異なる。

一つは、力関係。
昔の社共の「社」は、1.5大政党の一方だったのに対し、共産党は急速に力を付けてきていたとはいえ少数派だった。

それに対して、現在は両方とも少数派で、しかも「共」の方が強くなっていて、「社(民)」は組織的には、ほぼ「ミニ政党」に近い。だから、特に国政選挙なんかでは、社民が共産党候補を応援するという形でしか「選挙共闘」は不可能で(現状では)、今までの経緯から考えるとこんな事はあり得ない。(ただし、実現すればかなり大きな成果が期待できると思われる。本来ならば、この線で「共闘」を発展させていくのが日本社会にとっても共産・社民双方にとっても利益になるはずだ)。

ただし、民主党が崩壊して、連合の組織的支援を得た「ネオ・日本社会党」の復活があり得るとすれば事態は少し変わってくるのかもしれないが、、、。まあ、こんな事言っても仕方がないんだけどね。

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1 コメント

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反自民 9条擁護の共闘 (布引洋)
2006-06-13 14:35:12
元自民党大臣経験者、元幹部の亀井静香や小林興起、白川勝彦たちの日本の社会や自民党公明党の現状にかんする認識はたぶん日本共産党と99%同じです。

共産党との違いは元自民党員の方が公明党に対する見方が過激でラジカルなところでしょうか。



理論的には十分反自民共闘は可能でしょう。それほどまでに現在の自民党本体は腐っています。

情勢は社共共闘どころか、新党日本などの保守会派までが日本共産党との共闘の可能性が有ります。

あとは頭に担ぐ顔と大まかな方針、組織作りだけです。

此処まで書いてきたら思わずため息が出てきました。

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