日本の26歳議員とドイツの26歳議員

個人的には杉村議員は好きですね。人物としては面白い。ただ、彼個人が”いいヤツ”だということと、政治家として彼が適任かということとは別。こいつの会見を見たんだけど、「これから自民党の宣伝に使われるな・・」と思いました。

小泉構造改革の「負」の部分（というか良いところ何もないのだが・・）を隠蔽する役割を、杉村議員は負わされるんじゃないかと思う。いかにも、「小泉は若者のことが分かっていますよー」っていう宣伝のために。

あれはあれで良いのかな？さんが、
＞杉村議員の議員としての資質を問うのであれば，むしろ「なぜ彼を自民党公認候補者として選んだのか」を説明しなければ，天につばする行為と言える

といっていますが、筋論としてはこれは正しい。

だけど、今までの小泉の手法を考えると、自民党は彼を最大限に利用してくるような気がする。

彼のような、”自然児”を型にハメようとする「古い自民党」。
それに対して、”あのままで良いじゃないか”と”若者らしさ”を認める「新しい自民党」。お決まりの「抵抗勢力」がまた党内に発生しましたね。ここでの抵抗勢力は、武部さんなどの「古い自民党」。小泉にとって、杉村議員の登場は願ってもないことなのではないか。

よくぞ彼を公認した！
感動した！って感じ？

ところで、今日の朝ZDF(第二ドイツテレビ)を見ていたら、ドイツでも26歳の議員がいることが報道されていた。そのほかにも若者議員がたくさん誕生した事が紹介されていたが、それを見て民度の差を感じてしまった。

まず、ZDFで紹介されていたのは、CDU/CSUで２番目に若い！、２６歳の議員。

フィリップ・ミスフェルダー議員Philipp Missfelder(Vorsitzender Junge Union)26歳

こいつは「青年同盟」（←サヨクじゃねーぜ！）
の代表だそうだ。
だが、侮ってはならない。
マスコミにもしっかりとこの名前は登場していて、CDUの代表を決める際にも若者を代表としてしっかりと発言している。下に張り付けたリンクでZDFのニュース番組を見ることができるが、しっかりとした発言をしている。

なんと、著作まである。
ただし、テーマは「お金について」￥だけど。

つづいて、若い女性議員。

ミリアム・グルース議員Miriam Gruß(FDP)29歳。

一児の母にして、自民党（FDP）アウクスブルク支部の代表なのだ！
テレビのインタビューでは「議員になるのは夢でした」なんて答えてるけど、既に政治家としての貫禄すら漂う。ドイツでも「自民党」が予想外の勝利を収めたために、比例名簿下位に搭載されていたにもかかわらず、驚きの当選。
立場的には杉村と同じ！
洋の東西で同じ現象が起きていますね。
興味深い。


ゲアハルト・シック議員Gerhard Schick(Grüne)35歳
緑の党。
博士号をもつエリート。
日本には３５歳で博士号をもつ議員などおるまい。
いるのか？
少なくとも今の国会ではいないんじゃない？
持ってても、Ph.Dだろ？
アメリカの。






シェンケ・リックス議員Sönke Rix(SPD)30歳

社会民主党。
30歳ながら、党員としての活動歴は長い。



若いということが「免罪符」になることはない。

↓↓↓下にZDFのリンクを張ったんで、ブロードバンド環境にある人は一度見てみるといいよ。

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Wie würden junge Abgeordnete koalieren?
Wer in künftigen Koalitionen im Bundestag zusammenpasst, darüber gehen die Meinungen von jungen und älteren Abgeordneten auseinander. So sehen junge Abgeordneten die politische Partnersuche.
http://www.zdf.de/ZDFmediathek/inhalt/26/0,4070,2377914-5,00.html