ロスジェネの発言

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皇太子ヘッド

2006-02-12 00:02:08 | 時事問題
皇室典範「改正」問題が政局と関連してマスメディアの間で騒がしい。僕としては、この問題はどうでも良いので、特にこれといった意見はないんだけど(っていうか、天皇制反対だし)。秋篠宮の妻のキコさんが男の子を産んでも女の子を産んでも、宮中の人間関係ががドロドロしそうでおもしろいなあ、などと思っている・・・って皇室のみんなには失礼か・・・。でも、キコさんが男の子を産んでも問題は本質的には変わらない。それを象徴するのが、この「皇太子ヘッド」という言葉なのだ!!

僕が中学生の時に、マサコさんと皇太子が結婚した。なぜか結婚式の日は学校が休みになったので、「やったー!マサコさんありがとー!」などとみんなで喜んだのは記憶に新しい。だが、僕らの間では、このころ、ある言葉が流行ったのである。それが

皇太子ヘッド

だった。

どういう使われ方をするかというと、例えばある男子に対する罵声として、
おめーの髪型は皇太子ヘッドだ!
という風に使うわけ。つまり、有り体に言うと髪型が異常なまでに「ダサい」ということ。今は、皇太子もある程度は貫禄がついてきて、髪型が異様に見えることはないんだけど、当時は皇太子もまだ若かったから、彼の「七三わけ」は明らかに時代に逆行する珍妙な髪型にみえたわけだ。

もっと酷いのは、
おめーの顔は皇太子よりブスだ!
というもの。
これは、皇太子の名誉のためにも特に論評する必要はないんだけど(笑)、まあそういうことだ。こういう「悪口」が生徒同士の間で飛び交っていた。

今でもこういう言葉のやり取りが、子ども達の間で行われているかは分からないけど、僕らがマスメディアの「皇室報道」から受け取った皇室のイメージは「キモい」「ダサい」というのが偽らざるところだったと思う。

念のために言っておくが、「皇太子ヘッド」というのは僕が作った言葉ではない。マサコさんと皇太子が結婚したとしに14・15歳くらいだった子どもが作った言葉だ。この言葉は、僕らの小学校・中学校の学区内では誰が言い出したのかは分からなかったが、口の悪い子は何となくみんなが使っていた。

こういうイメージを「カモし出す」皇室って、存在する意義があるんだろうか?
「皇室がいなくなると日本が日本でなくなる」という主張をよく耳にするけど、本当にそうだろうか?
彼らになぜわれわれ日本人のアイデンティティを付与する必要があるんだ?
全く分からん。

結局、日本人は「皇太子のような髪型で、皇太子のような顔のヤツ」ということなんだろうか(笑)。
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