ロスジェネの発言

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自民党も ON THE EDGE !

2006-01-29 18:29:45 | 時事問題
北海道大学法学部教授の山口二郎氏が「そもそも小泉政権が進める改革なるものは、郵政民営化を除いて詐欺に等しいと言うべきである。税や社会保障における国民負担の増加は昨年の総選挙でまったく触れられておらず、国民は同意を与えた覚えはないはずである」、といっている。

僕は郵政民営化も「詐欺」的政治手法の一環だと思うが、おおむね山口先生のいわれることに賛成である。

メディアの報道姿勢も、「構造改革」賛美一辺倒から大きく変わった。特に、「耐震」「BSE」「ライブドア」のトリプル偽装が発覚してからは、「格差社会」をもたらす新自由主義的改革そのものに対する批判が目立つ。

年末から感じていたことだが、もはや小泉内閣はレームダック(死に体)化しつつあるのではないかと思う。特に外交に関しては去年の秋から麻痺状態であるが、内政に関しては国民に負担を押しつけることしかせず、噴出する国内問題に対しては「あんた、それ自己責任でしょ?」的なタイドをとり続けている。

ライブドア事件や耐震強度偽装事件の展開によっては、「安倍失脚」もありうるようなので、もはや「小泉自民党」は9月に向けて「火だるま」状態になっていくだろうし、火だるまにしなければならない。「STOP THE KOIZUMI ブロガーズ同盟」の目標達成も時間の問題だろう。(ってか、9月にはコイズミは辞めるんだけどね。笑)

「弱者切り捨ての小泉改革の矛盾を見直さなければならない」などという、ちょっと前までは革新・左翼系の人たちや、良心的保守の人たちしかいってなかったような事を、マスコミも言い出している。毎日新聞の岸井成格(キシイシゲタダ)などは「ライブドア事件によって、これで“改革”がストップするようなことがあってはならない」などとトンチンカンな事を言っているが、ジャーナリスト“失格”だろう。

それにしても、テレビで昨年の総選挙時に竹中平蔵が
「郵政民営化、構造改革は、小泉純一郎と竹中平蔵とホリエモンですすめます!」
などという選挙演説をしていたシーンを繰り返し報道しているが、いい気味だ。

昨年の総選挙で、ホリエ容疑者が「無関心層」票を自民党に呼び込む役割を果たしていた事は誰の目にも明か。しかも、小泉ヂミン党はホリエ容疑者を「ニート・フリーターの星」みたいに扱ってなかったっけか?「郵政民営化」で340兆円の郵貯資金が「民間」に解放されて、「ライブドアみたいなベンチャー企業にチャンスが回ってくる」なんて選挙中に言ってなかったっけ?マスコミはもっとこの辺りを追求すべし。


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1 コメント

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ご無沙汰してます。 (レッツら)
2006-01-30 22:18:16
>ちょっと前までは革新・左翼系の人たちや、良心的保守の人たちしかいってなかったような事

私も良心的保守に入れてもらえるのかなあ(笑)。



ご無沙汰してます。

マスコミはまだ小泉さんに遠慮してるんでしょうね。

今後をどうしようか、今、マスコミは今後の小泉さんの扱い方についての対策に追われているのかもしれませんね。
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