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かずまんの日記

美味いモンをトコトン探求するかずまんの日記

ペッパーミルゲット~!

2006-11-07 23:42:39 | 今日の一言
昨日、日本橋の木屋さんでセールをやっていたので、前々から欲しかったプジョーのペッパーミルをゲットしました。

定価¥4500位するモノが¥2000で。

他にもソテーパンやオヒツなどがあり、現金を持ってたら確実に買ってましたが、幸い財布の中は寂しかったのでやめときました。

東京にお住まいの方!木屋のセールは10日迄ですよ~

是非是非覗いてみてください。


ごぞんじ


今週いっぱいは浅草にて。

2006-11-07 08:24:39 | 今日の一言
大阪で3連休はゆっくり過ごし、今週から本格的に東京での生活が始まります・・・
って言うところ、まだお部屋の清掃や契約等に時間がかかるので、今週末まで浅草にてホテル住まいです。


ボクの大好きな「色川」のうなぎも食べたいし、「大黒屋」の天丼も食べたいし、帰りに「舟和」の羊羹も頬張りたいし・・・・ってな感じで浅草にはボクをひきつけるお店が一杯。

昨日も宿の近くにある居酒屋からは太鼓や三味線が響いているのを聴きながら・・・その隣にあるスーパーマーケットの特売品に手を出していました。

今のボクは贅沢はテキですので・・


朝から浅草寺を通り、雷門をくぐって出勤するのはかなりいい気分です。

今週は仕事が終わるとひとり浅草ツアーを敢行しようと思います。

ごぞんじ。

やっぱり東京はすごいですわ

2006-11-02 00:30:28 | 今日の一言
ただいまホテルにて。

テレビもラジオも東京はススンでますね。

ラジオはユルやかな時間が流れるような番組があり、昼間の喧騒に対する癒しを与えてくれる。

ホテルの安いモノラルのラジオから流れるそれを聴いているから余計そう感じるのでしょうね。

これから孤独な時間を埋めてもらおうか。

ごぞんじ

ほぼ決まりかな?

2006-11-01 11:16:53 | 今日の一言
どうも、お久しぶりです。

月曜日から東京にて部屋探しをしています。

今ボクはこれから千葉の物件を見に行く車内で書き込みしています。

豊洲の物件はもう埋まっており、駅から徒歩8分のトコロでいい物件があったので決めようと思っているのですが、家賃がな~

あと大きさ。

これから行く千葉の物件は広さは豊洲の2倍で価格もやすい。

見てみないとわかりませんね。

またレポートします。

ごぞんじ。

盛者必衰の理をあらはす

2006-10-27 10:29:06 | 今日の一言
コレまでたべデパから来られたかた、定期的に購読されている方、生産者の方、同僚、友達、家族へ。
「かずまんのたべデパ日記」は本日をもって終了します。
今まで読んでいただきました方全員にお礼申し上げます。

2005年5月から始めたこの日記ももはや1年半。
読み直してみると、初期は話題がバラバラで文章が稚拙。
今になって自分でも成長したなぁ・・と感じます。

言葉の使い方や言い回しなども勉強し、昔は1本書き上げるのにかなりの時間を要していましたが、この頃は文章を作るスピードも速くなりました。

もうライフワークですね。いつも何かネタになるようなことはないかとアンテナを張りめぐらせて幅広い知識も得ることができたのはブログの副産物だと思っています。



明日からは「かずまんの日記」としてリニューアルします。

内容は美味いものを作ったり食べたりしたものを中心に記します。

東京での生活は初めてですので、いろいろ探検もしたいですね。
下町中心になりそうですけど。


それではまた新天地からレポートします。

ありがとうございました。

ごぞんじ。

週4!

2006-10-26 09:53:09 | 今日の一言
昨日は瑞園さんに最終的な取引の説明と詳細を打ち合わせに行ってきました。
実は今日も行くんですけど。はたまた今週土曜日も行くんですけど。
先週日曜日も行ったことをあわせると1週間で4回も瑞園さんに行ったことになります。

どんだけ好きやねん!と思いますが、あくまで仕事ですので・・・

なぜこんなに急いでいるのかというと、第一にボクが明日27日でたべデパの仕事が最後だという事と、今月28日発売の“ChouChou(シュシュ)”の焼肉特集に瑞園さんがトップででっかく載るからです。

その発売日にあわせてたべデパで瑞園さんを紹介したいというオモワクがあるのです。

“近道しない主義”の瑞園の骨付きカルビ、ぜひともチェックしてみてください。
サムゲタンも近日公開です。

ごぞんじ。

両親と会食

2006-10-25 09:53:13 | 今日の一言
昨日は両親と久しぶりに会食。東京転勤の送別会をしてくれました。
行ったお店は子供の頃から行きつけの「魚心」へ。
「そんなところでいいの?もっといいところにしたら?」
と言われましたが、なぜかそのお店に無性に行きたかったんです。

5年以上行っていないのでお店も昔と比べて小さくなり、活気も当時に比べて落ちていました。
まず、「よろこんでぇ~!」という威勢のいい声が少なくなり、客も平日だから疎ら。
ホールも昔は結構元気がよかったですが、今は日本語が余り通じないバイトが点々。


この店のウリはなんと言ってもネタの大きさ。穴子を頼むものなら1本丸まるネタがシャリに巻きついている。ハマチも厚さ1センチ以上で手のひらほどありそうな大きさのネタが載っている。
食べ応えはかなりあり、それだけに耽溺していた子供の頃はそれだけで満足だったんです。

昨日は剣先イカと旬さばと秋刀魚は絶品でした。


今、改めて食べてみると、“自分も成長したな”と思います。
やっぱりいろんなネタを少しずつ食べたいのです。
それでいて美味しいものを。
普通の人なら5-6カンほど食べたらオナカがいっぱいになるでしょうね。
大きさは普通の寿司の3-4倍はあります。

しかし、この寿司を久しぶりに食べると子供の頃を思い出します。
「好きなだけ食べぇ!」と父親が言い放ち、僕らはバンバン注文する。
トロを初めて食べたのもこの店。こんなに美味いものが世の中にあるのかと認識させてくれたのもこの店。倒れるほど食べたのもこの店。
このお店に来るたびに心躍らせていた昔の感情が今では少なくなりましたが、この大きなネタを前にすると少しは若き頃の純粋なキモチを思い出させてくれます。
この仕事をしていて最後に来るお店がココなのもなんか不思議な感じはありますが、僕がここを選んだのは出発点を認識し、自分が今どういうところまで到達したかを確認したかったのかもしれません。

ごぞんじ。

出るわ出るわ!お宝の山

2006-10-24 10:05:03 | 今日の一言
引越しをするので持っていくものをそろそろダンボールに詰めないといけないと思い、少しずつ荷物の整理を始めました。

一人暮らしをするときには使おう!と思っていた重箱や曲げわっぱ、カルカヤ束子、大正時代のすり鉢、有次の包丁、漆塗りの布目板膳が出るわ出るわ!広島からもらってきたデッドストックのオシャレなコップ、ご飯のおひつ大、小、など凄いものばかり。
今まで集めた食器もモチロン持って行きますよ。

新天地でガッチリデビューさせてあげます。

食材も大量に残っており、コーヒー生豆、チョコレート、調味料など食べるものには苦労しないくらいほど持っていきます。

それと、フェンダーローズを持っていくべきか否か、部屋を見て決めようかと。
狭い部屋だったら大阪においていきます。

あと、膨大なレコードやCDも。
おっ!こんなのがあったんだ~とか、コレはレアだ!と自画自賛するものまでザクザク財宝が出てきました。

たぶん、泥棒が入ってもどれも古いものなので盗んでいかないものばかりでしょうね。
アメリカでは炊飯器と安いコンポを盗まれたときにはびっくりしましたが。


荷物だけで部屋が一杯になるのだけは避けたいとは思うのだが・・・・

ごぞんじ。

偶然すぎる出会い

2006-10-23 13:15:07 | 今日の一言
昨日はコーロク君の展覧会が心斎橋大丸であったので、御堂筋界隈を散策していたら偶然にもNYの大学の同級生とバッタリ!!

「Oh!!!!!!!Sup,men!! Whant's goin' on!!!!」
おぉ!久々の英語あいさつ!!

向こうの大学で日本人の同級生が3人いたのですが、卒業後は音信不通になっていた友達と大阪で出会うとはなんか変な感じがします。

NYに住んでいたときも、向こうの友達と大阪で遊んだりしたとき、同様の感じでした。

カレは今はバイクの部品の輸入販売で世界を飛びまわる仕事をしているようでドイツから先週帰国したばかりらしくて偶然街をブラブラしてたそう。

コーロク君の展覧会があったのでほんのちょっとの時間しかなかったのですが、帰国して今に至るまでの経緯を談笑。あの頃は若かったなぁと振り返る。

で、展覧会ではNYでのおねーさん的存在のMさんとその友達と合流。
康緑先生直々のレクチャーを聞きながらお花の面白さを教わる。

コーロク君の作品は一目で分かりました。

“おばけ鶏頭”という鮮やかな花を用い、金のワイヤーを巧みに使い、コーロクワールドを展開させていました。

コーロク君の作品は独特のオーラというか味があり、他の作品とはなぜか違うんですね。自分の世界を持っていることはこういうことを言うのでしょうね。

コレはいろんなことにも通じると思います。



でもって夜はいつものメンバーで瑞園へ。
生レバー、牛とろすし、極上ロース、ハラミのみぞれ焼き、サムゲタン、骨付きカルビは韓国式にサンチュで巻いて。
マッコリを飲みながら・・・

でもって人生で2回目のミスジ!!、石焼ビビンバ、冷麺!!!

もう・・・・こんなに美味い焼肉、食い納め!!!



東京で食べようと思ったら桁が一つ増えそうなくらい。

瑞園初の友達も「今までで一番美味い!」と絶賛&感動。

あー東京行きたくなくなってきた~

ごぞんじ。

銀杏を炒りました

2006-10-20 11:03:58 | 今日の一言
昨日は広島から栗や芋などの秋の野菜が届きました。
その中で、銀杏があったので早速炒ってみました。

銀杏炒り器は以前にMUKUさんでゲットした古いもの。
コレでコーヒー豆も炒るし、栗も炒りました。
はじけるときに飛ばないように籠網でガードされているので安心です。
でも弾けるときの音がイキナリなんでちょっと怖いですけど。

銀杏を2-3分じっくり炒っているとパンッ!とはじけて外の殻からは想像できない鮮やかな緑の実が出てきます。

塩をちょいと振り、アツアツのまま食べるとそれはもう・・・
居酒屋などで食べる銀杏とは全然違いました。

やっぱり新鮮なのがいいのでしょうね。ホックリしていて独特の香りが出てきます。

秋ですね~

一緒に届いた大量の栗も昨日のうちに渋皮煮にしてあげました。
丹波栗と違って小ぶりですが、栗の風味はしっかりとあり、美味しくできそうです。

ごぞんじ。







オシャレな照明

2006-10-19 11:16:25 | 今日の一言
先週末、夜ごはんを食べに行った後に入ったカフェの照明がオシャレだったんで紹介します。

裸電球の周りにアルミメッシュを包み、その隙間に針金のようなものを四方八方に刺し、針金の先になにやら多言語のメッセージっぽいものが書かれた紙を同心円状に並べて光がその紙に反射するようになっているモノ。

すばらしいのアイデアですね。

紙はクリップで留められているので、替えることも出来るし、自分で撮った写真とかそういうものを並べるのも面白いかも。

時間があったら作ってみたいと思います。




そして、その前に行った和食屋さん、「伊尹(いいん)」さんはすばらしいお店。
ネットにもまだレビューがなかったので紹介します。

比較的新しいお店で入り口はかなりシックなつくりです。
中に入るとオープンキッチンになっており、ご主人一人で全てをこなしていました。

カウンター10席、テーブル8席ほどの小さいお店。
メニューは毎日変わり、日付入りのメニューには旬の野菜や魚などが載っています。
器もボク好みの織部をはじめとするすばらしいものばかり。
コレ結構、大事ですね。


秀逸を極めたのが、季節野菜のロースト。
10種類を越える全国各地から集められた特選野菜が本当に美味かった。
野菜嫌いはココに来るとたちまち野菜好きになってしまうでしょうね。

レンコン、きくらげ、サツマイモ、唐辛子、長芋、エリンギ・・・・・他は忘れました。
これらをボリビアの塩でいただきます。

それぞれの野菜の風味を上手に引き出していました。

前菜、刺身盛り合わせ、栗ごはん、ライスコロッケ、旬の野菜のロースト、地鶏、白子天ぷら、秋刀魚の天ぷらなど、酒も飲んでガッツリ食べて一人5000円。

こういう日には!っていう時にいいかもしれません。

ごぞんじ。


伊尹(いいん)
大阪府大阪市西区新町1丁目16-16
06-6539-1177
御堂筋沿いのオカムラのある道を西に5分くらい。

CBGBがレント問題で移転

2006-10-18 12:43:55 | 今日の一言
新聞を見るのはとても良いことだと思います。

ネットなどでは自分の興味のあることしか見ないのですが、新聞だといみじくも受動的な読み方をするのでいろんな情報が入ってきます。

で、昨日読んだ記事
「パンクロックの聖地、閉店へ NYの“CBGB”」

あのCBGBというロゴの入ったTシャツを着ている若者がどれだけ悲しむか!(苦笑)
数年前、ネットラジオに携わっていたときにCBGBでイベントを開催した思い出のある場所です。
お金を出せばプライベートパーティなどが出来るのですが、日本人のロックミュージシャンなどはCBGBのステージに上がることって結構意味のあることなんですよね。
CBGBがいわゆる登竜門のような場所なんです。

例のイベントの際も、日本から自費でNYまで来てステージを披露しにきたバンドのメンバーはそれはそれは感動して帰国したものです。

そういう聖地がなくなるのは悲しいものがあります。
いろんな思い出が個人個人にあるモンなんですよね。

大阪の2丁目劇場がつぶれるときは、建て替えなんかの問題があって惜しまれて閉店したんですが、家賃を巡る諍いで閉店するって言うのはなんだかCBGBっぽいっていうか、いかにもバカっぽい。

いまのCBGBを仕切っている人間もそこまでもう愛情がないんでしょうね。

ごぞんじ。

部屋が決まらない

2006-10-17 11:49:03 | 今日の一言
部屋探しをしているのですが、どーも決まらない。
ネットで色々検索してもあまりしっくり行かない結果ばかり出てきます。

ボクの理想として、キッチンが広くてシンクが大きければ問題なし。
贅沢を言うとヒトを呼んでもいいくらいの広さがいいかな?とは思います。

色々ネットで調べていて気付いたのはいかにキッチンが重視されていないか。
シンクなんてちょっと大きな皿が入らないくらいの大きさのふざけたシンクばかり。
コンロも1個とかいうざま。

で、見つけたのは豊洲の物件

今月末にオープンする新築物件。駅から1分っていうか駅とつながっていて、44階建ての高層マンションの4-6階の賃貸のスペースでキッチンは広いし、部屋の大きさも問題なし。
でもね、家賃が11.3万。
ちょっと高すぎますね。

でも、日々のリラックスした暮らしをとるか、窮屈な部屋を取るか。
まぁ住めば都というものですし、どんなところでもいいんですけどね。

でも、キッチンだけはいいところに住みたいコダワリは捨てられません。
ごぞんじ。

瑞園のサムゲタン

2006-10-16 11:52:27 | 今日の一言
瑞園さんでサムゲタンの取材に行ってきました。
ボクのたべデパでの最後の取材です。

サムゲタンは若鶏に朝鮮人参や餅米や栗などを詰め、煮込んだ韓国のスープ。
日本でもやっと知名度が出てきていますが、「ホンマに美味いサムゲタンを出すお店はほとんどない」
という瑞園の谷岡さん。

「うちのサムゲタンの作り方は本場韓国でもやっているのが少ない本格派の味。」
普通は強火で4時間煮こみますが、瑞園の製法はこれからが勝負。
「これはほんま企業秘密やから言われへんけど、4時間煮た後にもっと濃厚にするためにある工夫してるんです。」

特にこだわった材料はどういうものですか?と聞くと、
「鳥は韓国産の地鶏で生後3ヶ月の若鶏を使ってます。この鳥を探すのに苦労しました。やっぱり韓国料理屋やから本場韓国産の地鳥を使うのが一番。もちろん味付けの塩は韓国のものです。」


コチラが使用している生後3ヶ月の若鶏。前日に4時間煮こんだモノです。
小ぶりながらもなかなか美味そう。

厨房で前の日に作ったサムゲタンのスープに火を入れ塩こしょうで最後の味の調節をしていきます。
まだ塩こしょうが入っていない状態のスープを味見しました。



「何の調味料も入れてません。ただ鳥と野菜のだしのみです。」
「普通のサムゲタンはちょっと色が透けていて、だいぶ薄いです。うちのスープは手間をもっとかけているんでこんな濃厚なスープができるんですよ」
若鶏の純粋なだしと朝鮮人参の風味、餅米やほかの野菜の甘みが凝縮している。
白濁したスープがどれだけ濃厚かを物語っています。
口の中が一瞬にして花が咲いたようにパッとなり、いつまでも留まる濃厚なスープの香りは後を引く美味さでこれに塩味がつく事を想像するといても立ってもいられなくなります。

最後に塩こしょうを入れ、味を整えます。

でてきたのがコチラのサムゲタン。

スプーンで若鶏は簡単に崩れ、スープとざくっと混ぜていただきます。

塩で整えられたスープは秀逸。実に立体的だ。
こんな濃厚な鳥のスープは生まれて初めて。
鳥の臭みは全くなく、濃厚だけど豚骨スープのようにギトギトしていない。
塩が入ったのでスープの輪郭がハッキリと現れ、味に締まりが生まれる。
3ヶ月の地鳥がまた柔らかいんです。
身が簡単に骨からポロリととれ、それを口に運ぶと、とろけるような食感。
ジューシーな身はその地鳥自身から出たスープに包み込まれている。
栗もほくほくでふっくらと炊かれており、甘い。

スープを飲むと知らぬ間にため息がでていました。

ボクは一人ですべて平らげましたが、二人で一人前がちょうど良い量ではないでしょうか。

この瑞園のサムゲタン、今月27日までに紹介します。
最後の最後にボクの大好きな瑞園さんを紹介するのも何か感慨深いものがあります。

ごぞんじ。

Weekend Column-003

2006-10-15 15:45:51 | 今日の一言
以前、昼によく通っていたパン屋がつぶれた。
会社から近い事もあり、昼にあわせて焼きたてのパンを提供してくれた。
パンの味は結構よく、価格は普通のパン屋よりも1.5倍ほど高いけれど、素材にもこだわっており、特に焼きたてのバゲットの味は絶品。

中でも好きだったのが明太子パン。20センチのバゲットを縦に裂き、大量の明太子をトッピングしたもの。
明太子のうまさもさることながら、量的に一本でお腹が一杯になるくらい。

夏前くらいからそのお店に行かなくなったのだが、その理由が明太子のバゲットが半分ほどの大きさになったことだ。
お店によると、「それまでの大きさのバゲットだと、大きすぎて他の商品が食べられなくなるというお客さんの声で、価格を落としてバゲットの大きさも半分にした。」らしい。

今まで明太子のバゲットプラス他のパン数個を基本的な組み合わせにしていたボクはカナメとなるパンがこういう形になったのが非常に悔しく、店員さんに「いつになったら今までの大きさに戻るのですか?」ってずっと問い続けていた。
それから2ヶ月、そのお店の前を通るたび、明太子の棚を覗き、まだかまだかと復活を期待して待っていたがついに最後まで元の大きさに戻る事はなかった。


先週の金曜日、昼ご飯で外出しそのパン屋の前を通ると、看板は外され、中のおしゃれだったライティングや計器、オーブンなどは刳り出されたように跡形はなく、無機質なコンクリートの肌や途中で切れた配線跡をさらけ出し、作業員が黙々とそのお店を潰していた。

悲しみより、罪悪感があった。
なぜかこの店を潰したのは自分が原因なのではないかと思い始めた。
このまま明太子バゲットが小さくなった事に嫌気をささずにそのままお店に通い続けていたらもしかすると潰れずに済んだのではないか。
顔見知りだった店員がいきなり来なくなった僕が店の前をスルーするのを見てパンの味に自信をなくし、寝込んでしまったのではないか。
それが話題となり、店の中で議論になり、元の大きさの明太子バゲットに戻そうとする復活論者と小さいままに留める保守派との一悶着がありそれが原因で店の士気が下がり、閉店に至ったのではないか。

そんな事まで勝手に考えてしまう転勤前の微妙な時期です。

ごぞんじ。