治療の繰り返しから卒業。池袋同仁歯科スタッフブログ

実は生涯歯を残すことができる。一本の歯でなく、トータルでみて総合治療。歯の情報近況など発信中。

若い人も要注意!歯が溶ける病気「酸蝕症」とは

2022-07-04 | 予防

もしあなたが虫歯ではないのに歯がしみる場合は今日ご紹介するものが当てはまるかもしれないので参考にされてください。

 


誰にでも起こり得る、むし歯以外の歯が溶ける症状についてご説明いたします。

 

 

■むし歯じゃないのに歯が溶ける?

 

むし歯はお口の中の細菌によって
歯が溶けてしまう病気です。

 

一方、むし歯ではなくても
飲食物に含まれる酸によって
歯が溶かされてしまう疾患があります。
これを、「酸蝕症(さんしょくしょう)」といいます。

 

 

 

 

酸蝕症にかかると、次のような症状が現れます。

□ 歯がしみやすくなる
□ 歯の先端が薄くなり、透き通る
□ 歯が欠ける、ヒビが入る
□ 歯が黄色っぽくなる
□ エナメル質(歯の表面)に白濁が見られる
□ 歯の表面がへこむ
□ つめものが外れやすくなる

 

この中のひとつでも当てはまる方は
酸蝕症の恐れがありますのでご注意ください!

 

 

 

■酸蝕症を引き起こす食べもの&飲みもの

 

酸蝕症の原因はいくつかありますが、
最も多いのは酸性度の高い食品の摂り過ぎです。

 

特に、
・柑橘類(レモンやグレープフルーツ、みかんなど)
・お酢
・コーラ
・スポーツドリンク
・栄養ドリンク
・ワイン


などは、酸性度の高い飲食物です。

 

 

 

 

通常、お口の中は中性に保たれていますが、
酸性度が高い飲食物を摂り過ぎると
酸性の時間が長くなり、
歯が溶けやすくなります。

 

 

 

■歯を溶かさないために

 

お口のなかの酸性度が高くなっても
普段はだ液の働きによって
中性へと戻っていきます。

 

ですが、間食が多くなると酸性の状態が続いてしまいます。
ダラダラと食べたり飲んだりしないことが大切です。

 

また、寝ているときはだ液が分泌されず、
中性に戻りにくいため、
就寝前の飲食も控えることをおすすめします。

 

 

 

酸性度の高い飲食物を摂った後は
お水でお口をゆすぐようにしたりして口の中の酸性度を調整しましょう。

 

 

酸性の食品だからといって、
食べたり飲んだりしないほうが良い、
というわけではありません。

 

何より、食事は人生の楽しみのひとつです。

 

タイミングや量をコントロールして飲食を楽しんでくださいね!

 

 

池袋同仁歯科クリニック
〒171-0021
東京都豊島区西池袋1-16-8山口ビル5階
TEL:03-3971-3517
URL:https://www.118doujin.com/
Googleマップ:https://g.page/ikebukuro_doujinshika?gm

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歯の寿命にも関係する、食い... | トップ | 勉強会に参加して »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

予防」カテゴリの最新記事