UN大浦のブログ

徒然なるままの手記。
大半が、山と猫様、そして妄想の徒然草。

責任を取って、と言われてる気がする

2017-05-28 19:28:53 | 日記
先日、山から転落し、現在療養中。
出歩くのが困難なので、
ジムで痛んでない箇所の筋トレに励みます。

ああああああああああああ、山行きたい!
ストレスが溜まります。山に行きたい!行きたいのであります!

自然に触れてないと、息が詰まります。
仕方ないから、筋トレ後、動物の解体方法の本を読んで勉強しておりました。

自分はお肉信者です。お肉様大好き。すき家中毒。
そして、綺麗事は嫌いな性格です。

動物を解体する様は、訳わからん道理で野蛮だと称され、テレビに出ることはないですが、
命を食す以上は、やはり自分で責任を持って処理すべきだと思っております。

まるで、
動物に言われているように感じるのです。

 「あんたが食べている肉片、あんたはなぜ食べる権利があるの?何もしてないのに。」と。

動画等も活用し、
動物の狩り方と、内臓の処理方法を勉強しております。

たまに、自分はどこに向かっているのか、と思う瞬間がなきにしも有らずですが、「(野生で)生きる能力」はいつ必要になるかはわかりません。

備えあれば憂いなし。

水と峡谷

2017-05-21 09:23:04 | 日記
富山の黒部峡谷、新潟の清津峡とともに、
日本三大渓谷の一つに数えられる大杉谷。

日本の滝100遷にも選ばれている七ツ釜滝や堂倉滝があり、
豊かな水源は日本一綺麗な水とも称されるほど。

透明度の高い水を見たくて、鎖場をひたすら進んでいきました。
橋があって、滝がある。それを繰り返していきます。

7つの滝と11本のつり橋を渡っていくと最終的に至るのは奈良県の大台ケ原。
当初は、そこを目指していたのですが、
七つ釜滝を超えた、ちょっと先で、まさかの、

転落。

周囲にいた人が「人が転落したぞ〜」と叫ばれましたが、
それがまさか自分のことになるとは夢にも思わず・・・

・・・なんとか帰りました。下山に通常の3倍ほど時間を要しました。痛い。
山は油断大敵ですね・・・
痛い。

でも、ここにしかない景観美。
清流が生み出す神秘さを堪能はできたので、次に繋げます。

















母の日も、山に始まり、山に終わる

2017-05-14 18:22:40 | 日記
難儀なことに、
母の日に最初に出会ったのは、
一匹の子熊でした。

標高は、1,000mぐらいで。時間は朝の4時。
こちら人間。あちら熊。
武器がない状態では、
方や食物連鎖の最下層。
方や、食物連鎖の頂点付近。

とっさに、辺りに聞き耳を立てます。
母熊が近くにいるかも。

 母の日に、母熊に食べられる・・・
 まじか・・・

熊の脚力に勝てるはずもなく、
本気で諦めていたら、そのまま草むらに熊の方が逃げて行ってくれました。
よかった・・・本当に。

ある程度の高山ならまだピッケルを持っていくので、多少の武器代わりにはなりますが、
今回登った取立山は、
山頂にまだ気持ち程度の残雪があるぐらいなので、ピッケルは当然持参するはずもなく。
武器はこの豚トロ体系の身体のみ。

よかった・・・まだ登りたい山がある内には、死にたくない。
それを達成したらいくらでも、ご飯としてこの身を献上します。

午前3時に起床して、登山に向かいましたが、
夜は夜で山絡みでした。

母が以前に、
「あんたが撮った山の写真ちょうだい」言うてたので、
お気に入りの山写真をいくつかピックアップして母に晩御飯時に献上。

母は、30mを歩くのすらきついと言う魔性のおデブさん。
そんな母を今年は無理やりにでも白山に連れて行ってやろうと近頃考えております。ちゃんちゃん。

雪解け進む神降地

2017-05-07 07:47:04 | 日記
山をやっている老若男女を魅了して止まない穂高連峰。
憧れの地に、残雪期登山。

前日夜にあかんだな駐車場付近に到着し、車中泊。
始発で目指すは、雄大な舞台袖、上高地ビジターセンター。
上高地から梓川沿いに上流へゆくと間も無く河童橋がその姿を現します。橋から見える山脈の連なりは雄壮美麗。
上高地(かみこうち)が「神降地(かみこうち)」という真名を冠すると云われるのも納得の眺めです。

そのまま明神岳を左側に仰ぎつつ歩を進め、
徳澤園に到着。山岳小説「氷壁」の舞台ともなった有名な建物。
外観が山に溶け込み、ここに来るだけでも価値があるという雰囲気を生み出しています。

徳沢からしばらく歩くと横尾に。
横尾橋を渡るとようやく本格的な山行が幕を開けるため、ここで極小休止。
行動食のスニッカーズとポカリで英気を養います。

橋を渡ると、夏であればガレ場に注意しつつ、
高山植物を目で楽しめるのでしょうが、残雪期なので此度はそれは楽しめず。
途中、緩やかな斜面部分でも、好天続きで雪が緩んで危険のため、早期にアイゼンを装着します。

融雪が進んでいるため、
どどどーーーーんという轟音と共に雪崩が起きている場面に数度出くわしますが、
この距離ならば被害はないだろうと判断して進みます。

山小屋の旗が見えてからが意外な程長かったですが、
本日の目的地、涸沢ヒュッテに到着です。

幕場(テント場)の受付は、午後2時30分からなので、まだ時間が二時間以上ありますが、
先に寝床を確保します。GW後半なので、既に雪は粗方、整地済み。
凸凹があったり、風除けの壁は若干崩れているので、持ってきたスコップで整地します。重いけど持ってきた甲斐あってよかった。

山で飲む、ビールと、モツ煮!これだけでも肴としては最高ですが、
最高の肴はもちろんこの眺めです。

残念ながら、融雪が進み、
ベテランの方々でも奥穂高や前穂高方面は厳しいとのこと。

翌日は土砂降りの雨ということもあり、早々に下山。
雨に4時間以上うたれ、びしょびしょになりましたが、虹も見れたし、良しとします。次は夏の穂高へ。