UN大浦のブログ

徒然なるままの手記。
大半が、山と猫様、そして妄想の徒然草。

マドロミ

2015-04-24 20:50:49 | 日記
 
    ~菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 かすみ深し~


  高野辰之作詞の「おぼろ月夜」の一節です。

  昔学校で習った記憶が思い出され、思わず童心に舞い戻った人もいれば、
  反対に「何それ?」と疑問符が湧いた人も多いかと思います。

  ちなみに、筆者は郷愁の念が増しました。

 
   「かすみ」とは「霞」のことですが、
   「ものがはっきり見えない」様を表します。


  くっきりはっきりしている事が日々求められるビジネスの世界。
  なんでもかんでも日の当たる場所に示そうとする世界。

  
  それとは対象的な、

  うすぼんやりとした様が見て取れる自然界。


  春は特に日差しもそこまで明瞭ではなく、早朝はまだ霧がかる事もあり、

  淡い世界の中を生きている感じがする季節でもあります。

  春の心地よい朝日に包まれながら、まどろむ曖昧な夢の世界も堪らないものがあります。

 
  今でこそ、自分が知りたい情報も容易に収集でき、くっきりはっきりできる時代になりましたが、

  かつて人は、曖昧な事象であるからこそ、かえって、
  
  それをあるがまま楽しんでいたという事もあったと思います。

 
  曖昧なことにこそ、心惹かれる。
  そして曖昧なことが心のサプリとなる。

  そんな事実も大切ではないでしょうか。

 

AHOO(YAHOOではありません)

2015-04-22 20:37:02 | 日記
美女は好きです。しかし京都も好きです。

優艶な雰囲気。
「雅」という言葉がこれほど似合う土地柄も珍しい。

かつて天皇から見限られ、治水工事により反映を取り戻した、という汗臭さなぞ微塵も感じないあの佇まい。
6年ほど居住しておりましたが、彼の地でその間にした「阿呆」な思い出は数知れないすな!!

 
 ・パンピーが安穏と寝静まる刻、鴨川で一人一升瓶片手に月見酒。ゆったーりほのぼの。
 →ゆったーり、警察から職務質問。「いや、迷惑はかけてないよ。」

 ・深夜の叡山電鉄の清掃バイトの帰りに、二輪車で帰る。
 →警察から職務質問。「いや、バイトですから。」

 ・京都コンサートホールにある噴水で卒業生を胴上げして池に落とす。
 →警備員に怒られる、(前に逃げる。)

 ・負けたら○○○をそり落とすという恐怖の■□■□野球。

 ・校庭で焼き芋を焼いて大学事務員に起こられる。「またアメフト部か!」

 ・髪があまりにうざったいから坊主を先輩にお願いしたら、遊びで眉毛もそられる。
 →遊びでモヒカンにされる。
 →モヒカンが似合わないので、完膚なきまでの御髪下ろしに。バイト先の塾長、おかんむり。



 まぁ、「阿呆」を心がけてましたなぁーー 


敬愛する作家「森見 登美彦」氏も言っております。

   「有頂天になることが肝要である」!!
   「おもしろおかしく生きろ」!!


  仏教の教えでは、この世は三界に分類できます。

   1.欲望を持つ者たちが住む欲界、
   2.欲望のない清らかな色界、
   3.物質から離れた精神的世界(無色界)


 有頂天とは本来、
 「3.物質から離れた精神的世界(無色界)」の頂点に達することですので、清らかな行為のはずですが、

 現実に使われているのは、どちらかといえば、「阿呆」な意味で使われることが多々です。

 
 欲望の権化ですが、それがなにか?
    
       すべては、

  「阿呆の血のしからしむるところなり!!」