UN大浦のブログ

徒然なるままの手記。
大半が、山と猫様、そして妄想の徒然草。

セカイのオワリ

2015-08-10 18:43:15 | 日記
 信頼を寄せる人に騙されて悲しくなるのは何故だろうか?
 涙が出て止まらなくなるのは何故だろうか?

 その信頼を裏切られたために損をしたように感じるからだろうか。

 「次の日曜日にあれを買ってくれるとパパは言ってたのに!」
 「明日いっしょに海に行くって言っていたのに!」
 「老後に取っていた大事な貯金だったのに!」

 欲望を充足できなかったから?
 自分の予定を崩されたから?
 安定した生活を崩され、将来の見通しが立たなくなったから?

 悲しみと怒りが相互に湧くとき、大概は怒りの軍勢が押し勝つ。自己保存の欲求が勝つから。
 そしてそれは発散することで大概落ち着く。
 その点では怒りを招く裏切りの方がまだ良い。そこにはまだ関係改善の余地があるから。

 居たたまれないのは、悲しみしかない湧いてこないような裏切りをした時。

 自分はもうその人を信じることができない、という一つのセカイのオワリに悲しんでいるのかもしれない。
 物理的な欲望の充足ではなく、人との関係性の断絶に私たちは絶望ずるのかもしれない。

 次があると誰が断言できるのか。