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日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

国民の考えと内閣の考えの違い

2019年12月13日 08時50分16秒 | Weblog
今朝はいつもの冬の信州気温氷点下3度昨夜の
満月のお月さまが、明るく輝いていました。

菅義偉内閣官房長官は7日外国人観光客の誘致
に向けて世界の一流ホテルを国内に50カ所設
ける考えを示した。国内で多くの消費活動が
見込める海外富裕層を呼び込みやすい環境を
整える。事業規模で26兆円の経済対策に盛り
込んだ財政投融資を活用する。視察先の熊本
空港で記者団に語った。菅氏は外国人の訪日
数に関し「20年の4000万人目標だけでなく
30年の6000万人目標の実現を見据える」と
強調し、今後、本格化する20年度予算編成に
あたって世界レベルのホテルが不足している
財投の活用や日本政策投資銀行による資金支
援などを実施し全国各地に整備すると述べた
と日本経済新聞の12月8日の記事で佐々木先生
が解説しています。
この日経の報道に対してネットなどでは「不
足しているのは貧困対策、税金の無駄遣い」
といった非難が沢山出ていますが、佐々木先
生も私もこの意見は全くの的外れだと思いま
す。ご承知の通り、日本訪問の外国人客の数
は年々増えており、これに充てる宿泊施設数
は追いついていません。特に不足しているのが
マナーが良く沢山のお金を支払ってくれる外国
富裕層が1~2週間は滞在したいと思う高級
ホテルです。現在のアジア中心の海外の旅行
代理店は、日本に高級ホテルが無いので、数
でこなして利益を挙げようとして、マナーの
悪い低支出のツアー客を集めて送っているのが
現状です。今の北海道のニセコの状況を見ると
1泊数十万円のヴィラが多数生まれ、そこに
10日以上滞在する客が途絶えません。この
状況を作ったのは日本人ではなく、オースト
ラリアなどの外国人が時間をかけて作って呼
びこんだのです。日本では、高級リゾートに
長期宿泊するという習慣が無く、対応できる
人材や施設が無いので、海外からの需要がそ
こにあることを全く察知できなかったのです
富裕層が長期滞在できる宿泊施設が日本には
殆どありませんから、日本の多くは状況を
察知できていません。この件に関して昔厚労省
のリゾート計画で高級施設を年金還元資金で
作って経営ができなくなってその多くを廃棄
してきた事もあります。国営では今の内閣と
同じ全部失敗するでしょうが、その運営方法
などを熟考のうえ、世界のお金持ちの需要に
応え外貨獲得も素晴らしい経営の一つです。
もっと税金の使いみちの検討は慎重にしてい
ただき、つまらんお花見にお金を使うよりも
リターンの大きい投資に回すのも一つの方法
だと思います。













コメント (8)
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