9月第3週から
ライトハウスミュージックスクールのセメスター(学期)が始まり、
僕も新しいスケジュールで教え始めた。
盲導犬を連れた50代の女性、カレンのレッスンが終わり、
次の生徒、やはり盲導犬を連れたレズリーがスタジオに入ってきた。
レズリーの犬のおなかに腫瘍ができて、
来週手術をしなければならなくなり、
悪くするとガンかも知れないと言う。
カレンが落ちこんでいるレズリーを慰めようと言った。
「私も、今の犬の前の犬はがんで亡くなったの。
たいへんだったけど私が最後まで面倒見たのよ。
あなたのつらい気持ちがよくわかるわ」
カレンは一生懸命励ますが、
レズリーの気持ちは落ち込んだまま。
彼女達の話を僕は黙って聞いていたのだが、最後にカレンが
「レズリー、つらいとは思うけど、
新しい犬をもらうことになるかもしれないわね。
この犬も最後まで面倒見てあげてね。
私、だんなは2回しか変えてないけど、
盲導犬は4回変えたわ」
この瞬間、我々3人はスタジオの中で大笑いになった。
ライトハウスミュージックスクールのセメスター(学期)が始まり、
僕も新しいスケジュールで教え始めた。
盲導犬を連れた50代の女性、カレンのレッスンが終わり、
次の生徒、やはり盲導犬を連れたレズリーがスタジオに入ってきた。
レズリーの犬のおなかに腫瘍ができて、
来週手術をしなければならなくなり、
悪くするとガンかも知れないと言う。
カレンが落ちこんでいるレズリーを慰めようと言った。
「私も、今の犬の前の犬はがんで亡くなったの。
たいへんだったけど私が最後まで面倒見たのよ。
あなたのつらい気持ちがよくわかるわ」
カレンは一生懸命励ますが、
レズリーの気持ちは落ち込んだまま。
彼女達の話を僕は黙って聞いていたのだが、最後にカレンが
「レズリー、つらいとは思うけど、
新しい犬をもらうことになるかもしれないわね。
この犬も最後まで面倒見てあげてね。
私、だんなは2回しか変えてないけど、
盲導犬は4回変えたわ」
この瞬間、我々3人はスタジオの中で大笑いになった。