大変な時こそ希望を持てるニュースが必要だ

日本も今回は寒かったが、
ニューヨークに帰ってみると、
零下7度。体感温度は零下20度。
こんな時はチキンスープでも作って食べるに限る。
（ワタクシのチキンスープは絶品である・・・自画自賛）

と、そんなのんきなことを考えている場合じゃないほど、
世界は大変だ。
イスラエルのガザ空爆で1000人以上が死亡し、
300人以上の子供が死んでいる。学校も壊れた。
ハマスとイスラエルの対立は深刻だ。
毎日のように報道される世界経済の最悪さ。
最後までくだらなかったブッシュのスピーチ。

毎日、こんなネガティブなニュースばかりが目立つ中で、
ＵＳ Air旅客機のハドソン川不時着のニュースは
久々のいいニュースだった。
機長の見事な判断と操縦技術、救助も大成功。全員無事。
オバマの大統領就任式にも湧いた。
もっともこれからオバマの手腕が問われるわけだが。

こんな時代だからこそ、
みんなが希望を持てるようなニュースが必要だ。
メディアもそんなことも考えて報道してほしいものだ。

相変わらず政治家の討論はくだらないな

アメリカでも
政治家の不祥事やバカな政治家の話などは
いつも耳にすることで、
僕もずいぶん慣れているが、
今回、日本に帰って、
日本の政治家の国会討論や、
テレビでの討論を聞いていると、
ばかばかしくて聞いていられないほど、くだらない。

次回の選挙（いつかは知らないけど）こそ、
我々国民も賢くなって、
しっかりと政治家の能力を見きわめるべきですね。
じゃないと、過去８年間のアメリカのように
日本もなってしまうかも。

焼餅

日本に帰ると、友人と酒を飲む機会が多い。
酒を飲むとき食べ過ぎるというのが僕の欠点である。


今回もかなり日本滞在中に太ったような気がする。
日本で美味しいものをたくさん食べたが、
その中でも友人の実家で搗いた餅はなかなかのものだった。
密度が濃いという感じ、わかります？

そこで、新しい発見をしたことがある。
よく餅をオーブントースターで焼くと、
網に餅がくっついたり、餅が割れて中身が下に落ちたりと、
なかなかうまくいかないものである。
そのことを友人に話すと、
オーブントースターでの餅の焼き方を教えてくれた。

それは、焼く前に餅の両面の中心部分に、醤油を少し塗る。
これでうまく焼けるというのである。
だまされたと思ってやってみると、
なんと、みごと大成功！
皆さんもお試しあれ。

加納洋 世界の経済危機を語る

6ヶ月ぶりに日本に帰った。
日本にいる友達にまず聞かれたのは、
「アメリカの経済状態は最悪でしょう、洋さんも仕事に影響があるでしょうね？」


僕は10代の頃から音楽の仕事をしていて
経済的に安定したことなど1度もないから
あまりよくわからない。


80年台のバブルの時も
僕は経済的にいい思いをした記憶がない。
バブルが崩壊した際も、
たいして生活に変化はなかった。


確かに、
今回もまわりで職を失くしたり、
ローンが払えず家をとられそうになっている人もいる。
みんな大変そうである。


でも、僕のような仕事は、
毎日仕事を失くし、
毎日仕事を探しているようなものだから、
僕自身は、職を失くすことに
それほど動じないのかもしれない。


日本のテレビの、つまらないワイドショーなどで
コメントをべらべらしゃべっている連中が、よく
「今回の経済危機は100年に１度の最悪なものである」
などと言っているが、
日本は、60年前には
戦争で国民全員がすべてを失くしているんだぞ、
何を根拠に100年と言っているのだろう？


我々の親の世代は強い。
すべてを失くしても、日本を世界の経済大国にしたのだから。
我々も、今騒がれている経済危機の中で
もし、すべてを失くしてたとしても、
また努力すればいいんじゃないのか。