アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

蝶々

2007-12-19 11:58:02 | 音楽
日本の小学唱歌「蝶々」はドイツではHänschen kleinと言う題名です(日本語訳小さいハンス)

19世紀以降ドイツで歌われている童謡です。(ヨーロッパ各地で歌われており原曲はスペイン民謡と言う説もありますが、はっきりとは解っていません。)

蝶々とHänschen kleinは歌詞がまったく違うのでHänschen kleinのドイツ語と日本語訳を書いておきます。

Hänschen klein

Hänschen klein ging allein
in die weite Welt hinein.
Stock und Hut steh'n ihm gut,
er ist wohlgemut.
Doch die Mutti weinet sehr,
hat ja nun kein Hänschen mehr.
Da besinnt sich das Kind,
eilt nach Haus geschwind.

lieb'Mama,ich bin da,
ich,dein Hänschen,hopsasa.
Glaube mir,ich bleib'hier,
geh'nicht fort von dir.
Da freut sich die Mutti sehr
und das Hänschen noch viel mehr,
denn es ist,wie ihr wißt,
gar so schön bei ihr.

小さなハンス

小さなハンスが ひとりで出かけた
遠いところへと
杖と帽子が よく似合い
ハンスは たいそう上きげん
でも母さんは ひどく泣いてます
だって ハンスが もういない
そこで ハンスは 思案して
急いで 家に帰ります

母さん もどってきましたよ
あなたのハンス ホイサッサ
だいじょうぶ ぼくは ここにいますから
あなたのもとを 離れません
それで母さん 大喜び
ハンスは もっと喜んだ
だって きみたち 知ってのとおり
母さんと一緒が いちばんです

日本の小学唱歌「蝶々」と全然違うのも興味深いです。

写真の絵はスイスのドイツ語圏の町(サンモリッツ?)で買った本、Lieder für die Kleinsten(ちっちゃい子供達の歌)のHänschen kleinのページの絵です。この左側に譜面と歌詞が載っています。

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