アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

ロータリートランペットパーツ金メッキ

2009-06-16 11:21:09 | 楽器
アルテ・カペレで愛用しているロータリートランペット(ラッカー仕上げ)のニッケルメッキのパーツが少々錆びてきたので、磨くついでに金メッキを掛ける事にしました。

昔はラッカーの楽器に金メッキや銀メッキのパーツはありませんでしたが、修理で来たXOのトロンボーン(ラッカー仕上げ)のパーツが金メッキだったのを見て刺激されて、自分のロータリートランペットのパーツに金メッキを掛ける気になったのでした。

金メッキを掛けたパーツは ジョイントキャップ、レバー連絡ネジ、支持台止めネジ、トリガー連絡棒止めネジ、回転台押しネジ、ストッパー止めネジ、ストッパー、トリガーネジ、レバー支持台、レバー支持棒、レバー支持棒ナット、つば抜きねじ。

出来上がりは写真の様に良い出来です。
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大正琴 3

2009-06-09 09:30:02 | 楽器
4本の弦を同じに鳴るようにするには、ボタンを押して4本弦を押さえ込んだ時に、4本の弦がきちんとフレットに当たっていなければいけません。

当たるようにするには、ボタンの腕の弦に当たる部分をヤスリで削って調整するのです。

木管楽器のタンポ調整と同じように、4本の弦の当て方を“ほんのわずかアゴ当たりぎみ”にしなければいけません。(ボタンの腕の奥の1弦が強めに当たるようにし4弦が一番弱く当たるようにする)

2オクターブあるので23個のボタンのそれぞれ4箇所全部で92箇所調整するのです。

ヤスリで削って調整してみました。まだ、完璧とはいえないのですが、組み上げて音を出してみると・・・

“良い音です!!!”

音程もぴったり、それぞれの弦の音色の違いもありません。澄んだ純粋な音です。

明らかに調整前の音より良いです。

でも92箇所も調整するのはなかなか大変です。しかもごくわずかな調整で音が変わるため、忍耐力と技術がなければできません。

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大正琴 2

2009-06-05 14:49:55 | 楽器
大正琴を練習しているうちに“音”が気になり始めました。

ボタンを押したときの4本の弦の鳴りが違うのです。『鳴っている音』と『鳴らない音』があるのです。しかも、音程も違う・・・

鳴っている音は一番奥の一弦と4弦(オクターブ低い音が出る弦)

鳴らない音は二弦と三弦です。

通常大正琴の弦は5~6本で、ボタンを押してそのうちの4本の弦の音程を変えます。

4本の弦はみなGに調弦されていて1本だけ、オクターブ低いGです。(四弦)

弦の長さは同じなので、オクターブ低いGの弦だけ太いです。

つまり3本は同じ太さの弦で(一弦~三弦)、1本は太い弦(四弦)をボタンを押してフレットに着ける事が可能か?を考えると、一弦と四弦をフレットに着ける事が可能だが、二弦と三弦は不可能と思われます。(ボタンに付いている腕で弦を押さえ込んでフレットに付けるのですが、弦をおさえこむ腕の部分は直線に加工されているので)

木管楽器のタンポ調整に使うフィラーゲージ(爪楊枝に木管用クリーニングペーパーを幅2ミリ、長さ25ミリに切ったものをつけたもの)でそれぞれの弦に対するフレットのあたり具合を調べると、案の定一弦と四弦は当たっていますが、二弦、三弦は当たっていません。

“これでは、それぞれの弦が同じように鳴るはずはありません。”
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