アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

クリスマス市 2 ローテンブルクの吹奏楽団

2006-12-12 14:39:24 | 音楽
ニュルンベルクから古城街道を通り、ローテンブルクに着きました。

ローテンブルクは「中世の宝石箱」と呼ばれている町で、グリム童話に出てくるメルヘンのような趣きがある町です。

町を観光した後、クリスマス市を見ているとマルクト広場から、音楽が聞こえてきました。

町の吹奏楽団です。クリスマスの曲を演奏しています。

総勢24人。日本の吹奏楽団の編成では中、小編成にあたる吹奏楽団です。

詳しい編成は、クラリネット5人、トランペット9人(1人指揮者を兼ねている。)フリューゲルホルン1人、テナーホルン5人、トロンボーン1人、チューバ2人、スネアドラム1人、合計24人です。(トランペットの数が多いです。)

写真では写っていませんが、クラリネットの向かって右側にトランペットが2列に並んで演奏しています。

テナーホルンはドイツ語圏では人気のある楽器で、トロンボーンより多い数使われています。音質はトロンボーンとユーホニウムの間ぐらいの音です。

木管楽器にサックスがありませんが、ドイツの古い楽器編成ではサックスは入っていなかったのです。

ドイツがサックスを吹奏楽団に取り入れたのは、他の国より遅く第2次世界大戦の時、ドイツ空軍がブラスバンドに採用したのが最初でした。

今も、オーストリア、ハンガリー、チェコ、スロバキア、チロル地方にサックスの入らない、楽器編成(中編成以下。大編成はサックスを入れるようにしています。)が残っています。

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