9月も中旬になりますと、朝夕は過ごしやすくなってきました。
しかしながら、日中の野鳥園樹林地内では、セミのツクツクボウシが、夏が過ぎ去るのを惜しむかのように一生懸命鳴いており、草原では複数のトンボが優雅に飛んでおります。
さて、このところの野鳥園では、冬鳥であるコガモたちが数十羽園内の池に飛来して羽を休めており、午後になり風が出てきますと池を見渡せる樹林地の高木にはオオタカの若鳥やチュウヒといった猛禽類たちが顔をだし、コカモたちの様子をうかがっているように見えます。
さて、8月23日(日)に巣箱づくり教室を実施しましたところ、定員15名のところキャンセル待ちの方を含め20名の参加者となりました。当教室は、廃材で板状からのこぎりを使用して作成するため、参加した人の中には、巣箱の組み立てキットで作成すると思い、のこぎりなどを使用したことのないお母さんと子供さんの参加者は、急遽お父さんに電話で応援依頼をしている参加者もありました。教室の終了時間近くともなりますと、皆さん思い思いの巣箱が完成しており、来春が非常に待ち遠しく楽しみであるお話をいただきました。参加者の皆様の巣箱に野鳥たちが子育てしている姿が目に浮かびます。また、廃材等を提供していただきました王子木材緑化㈱名古屋支店千葉工場長様、ありがとうございました。ここでお礼を述べさせていただきます。
9月6日(日)は、久方ぶりのミニ探鳥会(第4回)です。まだまだ日中は暑いため、野鳥たちも木々の中に隠れてしまうものが多く、なかなか見つけ出すことができませんが、それでもカイツブリを始め20種の野鳥を観察することができました。その中で特にミサゴが2羽空中で旋回する姿には参加者の方に大サービスをしているように思えました。なお、9月以降は月にミニ探鳥会(1時間コース)、探鳥会(2時間コース)を各1回開催しますので、皆様の参加をお待ちしております。詳しくは、HP、イベントページ、ミニ探鳥会、探鳥会をご覧ください。
平成21年9月13日に観察できた野鳥
カイツブリ、カルガモ、マガモ、コガモ、カワウ、ダイサギ、アマサギ、オオタカ、チュウヒ、ミサゴ、ツバメ、ショウドウツバメ、キジバト、ハクセキレイ、スズメ、イソシギ、セイタカシギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ドバト以上20種