暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年は彼岸を過ぎてもまだまだ寒い時期が続きます。まさに、寒い日、暖かい日が交互の三寒四温といった状態で春が近づいています。
近頃の野鳥園は、今年は昨年よりも寒さのためか、まだまだ北に移動していくカモ類が少ないように思われます。例年のこの時期になりますと、野鳥園より南に越冬していたカモ類が北へ帰る途中に園内の池にグループで羽を休める姿が見られますが、今年はまだまだ数が少数しか見かけておりません。
さて3月21日(日)に今年度最後になります第10回探鳥会を開催したところ、15名の参加者がありました。朝から黄砂によるもや強風により探鳥会を行うには最悪のコンディションでしたが、開始時間になる頃には若干、もやも治まり何とか始めることができました。この時期の保護地内は、カワウのヒナが親鳥にえさをねだる様子があちらこちらで観察することができ、参加者の目を和ぐませてくれます。また相変わらず、猛禽類の出現も多く、ノスリ、チュウヒ、オオタカ、ハヤブサ等が野鳥園上空を飛来している姿が見られました。
平成22年3月21日に観察できた野鳥
カワウ、アオサギ、ダイサギ、ウミネコ、マガモ、コガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ミサゴ、オオタカ、ノスリ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサ、トビ、クサシギ、キジバト、モズ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、メジロ、アオジ、オオジュリン、シジュカラ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト以上38種