最近、「夏鳥の飛来状況はどうですか?」と聞かれることが多くなってきました。ツバメは街中でもよく見かけるようになり、野鳥園では「チヨチヨビー」というセンダイムシクイの声がちらほら聴かれるようになりました。4月から5月下旬にかけては夏鳥が野鳥園に立ち寄ってくれるので、樹林地の中もいろいろな夏鳥のさえずりを聴くことができるようになります。
さて、本日は第1回探鳥会を開催し、22名の方々にご参加いただきました。開始前から近くの樹木ではシジュウカラがさえずり、ウグイスの声も近くから聴こえてきます。また、ツバメが上空を気持ちよさそうに舞っています。そして、よーく耳を澄ましていると南の樹林地から「フィフィフィ」という聴きなれない声がしてきます。声の主は何かというと・・・そう!夏鳥を代表する美しい鳥“キビタキ”でした!!
キビタキはこの時季、はるか東南アジアよりはるばるやってきます。野鳥園には残念ながらそれほど長くは滞在しません。しばらくすると繁殖地である高原や山地に向け移動します。同時季に同じ夏鳥のオオルリも観察できる時もあるので期待が膨らみましたが、残念ながら今日は観察できませんでした。
次回は5月4日(日)ミニ探鳥会です。まだまだ夏鳥が移動をしてくる時季なのでどんな出会いがあるのか楽しみですね!!
平成26年4月20日に観察できた野鳥
キジ、オカヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒクイナ、バン、コチドリ、クサシギ、チュウヒ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、セッカ、シロハラ、ツグミ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、オオジュリン以上34種