高尾山麓日誌

東京、高尾山麓付近に暮らす日常から、高尾山の状況や、高尾山・八王子周辺地域で気付いたこと、周辺鉄道情報などを掲載

1956.3.1現在 国鉄電車配置表 (東鉄 南武・鶴見・伊東線)

2016-01-10 21:23:19 | 旧型国電
 先日掲載した東鉄国電配置表の補遺です。矢向電車区、弁天橋電車区、田町電車区伊東支区分です。

 

伊東支区
 (東イト)
モハ 42 1, 5, 8, 9, 11 5 5 11
クロハ
クハ
49 0, 2 2 6
47 21, 22 2
クハニ 67 900, 902 2
弁天橋
 (東テシ)
モハ 12 14, 16, 18 3 22 37
11 152, 158, 161, 405, 413, 419, 429, 437, 438, 456, 461, 464, 471, 478, 491, 495, 503, 509 18
10 64 1
クハ 16 106, 153, 162, 301, 302, 304, 417, 424, 426, 445, 482, 600 12 15
サハ 17 202, 322, 325 3
矢向
 (東ヤコ)
モハ 11 110, 112, 113, 203, 207, 209, 211, 218, 222, 231, 407, 418, 424, 426, 428, 433, 440, 448, 450, 452, 455, 458, 463, 468, 473, 476, 477, 482, 499, 501, 507 31 37 59
10 8, 14, 15, 16, 17, 18 6
クハ 16 11, 107, 112, 114, 115, 122, 134, 138, 152, 154, 158, 300, 303, 423, 457, 462, 469, 474, 479, 553, 561, 603 22 22


 伊東線の方はきれいに20m車で揃っています。一方、南武線、鶴見線は17mで揃っています。ただ南武線、鶴見線が17m車で揃っているからといって、必ずしも格落ちという訳ではなく、今では考えられないような山手線との車両の交換も頻繁でした。また、鶴見線が都会のローカル線となっている今では考えられませんが、当時の鶴見線の営業係数は黒字のドル箱路線でした。従って当時の17m車は、20m4扉車普及途上の間は、むしろ混雑する通勤路線の主力車輌と考えられていたのだと思います。
 関西はスマートな20m3扉車が主力で、関東は17m車が主力だったのも、もちろん、関東で国電化が先に進行して17m車が大量に増備されてしまったという事情はあるにせよ、関西よりラッシュ時に余裕のない関東では、20m3扉車よりは、17m3扉車の方が通勤ラッシュ向きという判断もあったのでしょう。
 来年、大阪環状線に既存の103, 201系置き換えとして新規に投入が予定されている車輌が3扉になる一方で、山手線では垢抜けない4扉のE235系の投入が開始されたのを見ても、最近の電車整備の動きはつくづく先祖返りという思いが強まります。


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2 コメント

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伊東線のクロハ49型 (原口 悟)
2016-01-13 23:25:08
伊東線の「クハ49型」として記載されている車ですが、実際は「クロハ49型」でした。当初は「クロ49型」でしたが、伊東線転用時に後位の開放室が3等扱いに変更されて「クロハ49型になり、さらに運転台を撤去されて「サロハ49型」になり、2等室部分の抜本的改造を行って「サハ48型40番台」になったのですが、この間の番号が単純に横滑りではなく、クロ49001, 002からクロハ49000, 002、サロハ49000, 001、サハ48040, 041と変化しており、昭和28年の大改番の時の「先頭車の番号と方向との関係を厳密にする」ことと「000から番号を始める」方針が徹底されたことが伺えます。
ちなみに、サロハ49型からサハ48040台へ改造された時、途中に「サハ49型」を名乗った時期があるという説があります。「サハ49型」は昭和40年代の国電関係の文献にしばしば見つかります。「旧型国電50年(2)」中のサロハ49型の記述に「サロハ49型(サハ代用)(P80)」と「サハ49型(記号はサロハのまま)(P81)」の2種類の記述があり、昭和37年10月に1等室を格下げして2等室扱いにした時にサハ「代用」だったか、正式に「サハ」に変更したかで当時の研究で認識にずれが出たと考えられます。

ちなみにサハ48040台も模型を作っています。岡山ローカル時代として、鉄道コレクションのクモハ43800台から、運転台の撤去と窓をすべて再配置することで製作しました。
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Unknown (管理人)
2016-01-14 00:29:35
 ご指摘の通りです。結構『鉄ピク』誌の記述は誤りが多いのですが、確認せずにそのまま載せてしまいました。早速訂正しました。
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