連休後半、尾瀬登山口の檜枝岐に森林散策に行って来ました。標高1400m以上ではまだ雪がかなり残っています。御池もそろそろ雪解けが始まり、水芭蕉の小さな芽が出始めたり一部花が少し先始めているような状態でした。
森ではミヤマカタバミが咲いていましたが、ピンクの花は咲いており、白いものは、大半がつぼみでした。花期が違い、おそらく種類が違うようなので、帰って調べたら、葉の形から、コミヤマカタバミとミヤマカタバミの違いのようです。コミヤマは葉が丸みを帯び、ミヤマはやや角張っています。
なお、ピンクがコミヤマ、白がミヤマというのはあくまでこの場所だけの違いです。他の地域ではミヤマのピンク色もあるようです。花期はおそらくコミヤマがミヤマより一週間ほど早いようです。
コミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ
奥山の春を告げるタムシバ
ギフチョウの食草であるウスバサイシンもたくさんありました。
トウゴクサイシン (Asarum tohokuense Yamaji & Ter. Nakam.)
ウスバサイシンとしましたが、関東北部~東北に分布するものはトウゴクサイシンのようです。
スミレサイシンもありました。こう見ると、ウスバサイシンと葉の形、質感が似ていますね。スミレサイシンと名付けられた由来がよくわかります。高尾山ではナガバノスミレサイシンはよく見ますが、そちらは今一つ質感が違い、なんでサイシンなんだろうと思ってしまいますが...
スミレサイシン
これもスミレサイシンでしょうか?
この3枚は日本海側に多いオオタチツボスミレではないでしょうか。
普通のタチツボスミレに比べやや色が濃く、模様もはっきりしています。
アオイスミレのようです。
高尾山で見慣れたものに似ています。
大地にひしゃげたようにはいつくばって咲く白いスミレですが、どうやらアオイスミレの白花品のようです。
イワナシ
ショウジョウバカマ
ニリンソウは咲き始めのようです。
ニリンソウ
雪解けの湿原でリュウキンカが一輪だけ咲いていました。
リュウキンカ
ミズバショウはこんな感じです。
エンレイソウ
こちらはキクザキイチゲだと思われます。
キクザキイチゲ
春を告げるキブシ
フキノトウはもう花になっています。これもたくさんありました。
フキノトウ
圧巻は、ケマン類です。特にオトメエンゴサク (別名: ホンシュウエンゴサク、旧来エゾエンゴサクとされていたものの本州型)は、標準は青紫ですが、赤紫から白色まで色とりどりで、非常に美しいです。
ミヤマキケマン or キケマン
以下オトメエンゴサクです。托葉がいずれも櫛状に切れ込んでいません。
標準的な青紫色のオトメエンゴサク
純白のオトメエンゴサク
白ですが、唇部分のみ青くなっているオトメエンゴサク
赤紫色のオトメエンゴサク
真っ青なオトメエンゴサク。とても目を引きました。
こちらは...
ヤマエンゴサク (ササバエンゴサク型)
托葉が櫛状に切れ込んでいるので、オトメエンゴサクではありません。ミチノクエンゴサクにしては、花が大きいような気が...
。ヤマエンゴサクだとすると、高尾山のものは丸葉ですが、こちらは笹の葉状に尖っています。ただ、葉の形は変異が多いとあるのでやはりヤマエンゴサクか...?
平凡社の「日本の植物 II」を見たら、「ササバエンゴサク」の名前もありました。どうやらヤマエンゴサクの笹葉タイプの変異を指すようです。他のネットの記述などを見ると「ササバエンゴサク」は赤紫色のようですので、ヤマエンゴサクのササバエンゴサクタイプの変異、で間違いないかと思います。学名上は変種や品種扱いまでにはなっていないようです。
比較の対象として高尾山のヤマエンゴサクを掲示します。
ネコヤナギ?
オオカメノキ
ツツジ類の実です。
スゲの仲間。カンスゲの仲間でしょうか?ミヤマカンスゲ?
暗紫色のセリ科の植物。シシウド属?
シャクナゲの仲間です
葉が対生なので、ネコノメソウのようです。
高尾山系でおなじみです。
ツルネコノメ
クルマムグラと思われます。
七入り山荘前に植えられたトガクシソウ
同じくサンカヨウ
森ではミヤマカタバミが咲いていましたが、ピンクの花は咲いており、白いものは、大半がつぼみでした。花期が違い、おそらく種類が違うようなので、帰って調べたら、葉の形から、コミヤマカタバミとミヤマカタバミの違いのようです。コミヤマは葉が丸みを帯び、ミヤマはやや角張っています。
なお、ピンクがコミヤマ、白がミヤマというのはあくまでこの場所だけの違いです。他の地域ではミヤマのピンク色もあるようです。花期はおそらくコミヤマがミヤマより一週間ほど早いようです。
コミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ
奥山の春を告げるタムシバ
ギフチョウの食草であるウスバサイシンもたくさんありました。
トウゴクサイシン (Asarum tohokuense Yamaji & Ter. Nakam.)
ウスバサイシンとしましたが、関東北部~東北に分布するものはトウゴクサイシンのようです。
スミレサイシンもありました。こう見ると、ウスバサイシンと葉の形、質感が似ていますね。スミレサイシンと名付けられた由来がよくわかります。高尾山ではナガバノスミレサイシンはよく見ますが、そちらは今一つ質感が違い、なんでサイシンなんだろうと思ってしまいますが...
スミレサイシン
これもスミレサイシンでしょうか?
この3枚は日本海側に多いオオタチツボスミレではないでしょうか。
普通のタチツボスミレに比べやや色が濃く、模様もはっきりしています。
アオイスミレのようです。
高尾山で見慣れたものに似ています。
大地にひしゃげたようにはいつくばって咲く白いスミレですが、どうやらアオイスミレの白花品のようです。
イワナシ
ショウジョウバカマ
ニリンソウは咲き始めのようです。
ニリンソウ
雪解けの湿原でリュウキンカが一輪だけ咲いていました。
リュウキンカ
ミズバショウはこんな感じです。
エンレイソウ
こちらはキクザキイチゲだと思われます。
キクザキイチゲ
春を告げるキブシ
フキノトウはもう花になっています。これもたくさんありました。
フキノトウ
圧巻は、ケマン類です。特にオトメエンゴサク (別名: ホンシュウエンゴサク、旧来エゾエンゴサクとされていたものの本州型)は、標準は青紫ですが、赤紫から白色まで色とりどりで、非常に美しいです。
ミヤマキケマン or キケマン
以下オトメエンゴサクです。托葉がいずれも櫛状に切れ込んでいません。
標準的な青紫色のオトメエンゴサク
純白のオトメエンゴサク
白ですが、唇部分のみ青くなっているオトメエンゴサク
赤紫色のオトメエンゴサク
真っ青なオトメエンゴサク。とても目を引きました。
こちらは...
ヤマエンゴサク (ササバエンゴサク型)
托葉が櫛状に切れ込んでいるので、オトメエンゴサクではありません。ミチノクエンゴサクにしては、花が大きいような気が...
。ヤマエンゴサクだとすると、高尾山のものは丸葉ですが、こちらは笹の葉状に尖っています。ただ、葉の形は変異が多いとあるのでやはりヤマエンゴサクか...?
平凡社の「日本の植物 II」を見たら、「ササバエンゴサク」の名前もありました。どうやらヤマエンゴサクの笹葉タイプの変異を指すようです。他のネットの記述などを見ると「ササバエンゴサク」は赤紫色のようですので、ヤマエンゴサクのササバエンゴサクタイプの変異、で間違いないかと思います。学名上は変種や品種扱いまでにはなっていないようです。
比較の対象として高尾山のヤマエンゴサクを掲示します。
ネコヤナギ?
オオカメノキ
ツツジ類の実です。
スゲの仲間。カンスゲの仲間でしょうか?ミヤマカンスゲ?
暗紫色のセリ科の植物。シシウド属?
シャクナゲの仲間です
葉が対生なので、ネコノメソウのようです。
高尾山系でおなじみです。
ツルネコノメ
クルマムグラと思われます。
七入り山荘前に植えられたトガクシソウ
同じくサンカヨウ