高尾山麓日誌

東京、高尾山麓付近に暮らす日常から、高尾山の状況や、高尾山・八王子周辺地域で気付いたこと、周辺鉄道情報などを掲載

静ママにいたクモハ51, クモハ51023 (蔵出し画像)

2016-03-07 00:21:23 | 旧型国電
 さて今まで飯田線のオリジナル クモハ51は中部天竜の車ばかり紹介してきましたが、こちらは伊那松島機関区にいたクモハ51023です。運転台左側の2段窓がなかなか良いです。





 結局、80系投入後の飯田線に残ったクモハ51は静ママのクモハ51029のみで、本車も80系と交代に消えていきました。
 考えてみると、静チウのクモハ51はすべて偶数向き(前面が辰野方)で揃っていました。本車も偶数向きで、78年以降唯一残ったクモハ51029だけ奇数向きだったような... このあたりは何か意図的だったのでしょうか。78年以降伊那松島には奇数向きのクハユニ56が転入してきましたので、むしろ偶数向きの電動車の需要の方が多かったはずですが。 あるいは78年以降90番台運用のクハユニ56の相棒は出力の強い車に限定していたのか... 78年以前の40番台運用は、McMcTpgcと電動車2両に牽引させる形でしたし。このあたりは昔の写真を掘り返して確認してみなくては。
 かつて静岡局では電動車は山に向かって牽引する形になるよう偶数向きに揃えていたと聞きますが...

1937.4 日本車輌東京支店製造 (モハ51023 東ミツ)→1943.11.27改造(大井工 モハ41078)→1950.10.16大ミハ→1951.5.5座席復旧→1952.4.7改造 (吹田工 モハ51023)→1953.8.30大タツ→1954.2.20更新修繕I(吹田工)→1954.12.13大ミハ→1956.3.1大タツ→1961.3.1大アカ→1969.4.24静ママ→1978.10.19静トヨ→1979.8.2廃車 (静トヨ)

例によってデータ出所は『関西国電50年』『鉄道ピクトリアル』誌バックナンバーです。