麗江の郊外にある白沙という村に行ってきた。
この村、おそらく「地球の歩き方」には壁画がある村として書かれているのだろうが、知る人ぞ知る、というか、旅をしている人の間では、ドクターホーが住んでいる村として有名なのだ。
ドクターホー(フーと言う場合も)とは誰なのか。
じつはこの人、薬草を使うことで有名な名医(らしい)。
(詳しくはネットで検索してください)
かなりの重病患者でも彼の調合した薬でケロリと治り、貧しい人からはお金を取らなかったり、注文さえあれば世界のどこへでも薬を送っているという善意の塊のようなじっちゃんだ。
ほんまかいな?
そう思う人が多いだろう。
信じる人は信じるし、信じなければそれでいい。
世間がなんと言おうとドクターは今日も黙々と患者を脈診し、薬を調合しているのだ。
そんな彼に会いに、白沙へ行った。
麗江と同様この村も観光地化が進んでいるが、ドクターの診療所はいともかんたんに見つけられた。
世界中の人々から送られた感謝の手紙や自身が掲載された新聞や雑誌の切抜きがこれ見よがしに表に貼られている。
気のせいか、前回来たときよりも量が増えているというか、派手になっているような気が。
扉を開けると、白衣&白ヒゲの好々爺が「ウエルカム」と英語で握手を求めてきた。
この人こそが、善意の天使、ドクターフー(和士秀)だ。
握手する手が暖かい。
どこから来た?と聞かれ、日本からだと答えると満足そうにうなずいた。
こちらへと誘われるがままに椅子に座ると、ドクターは部屋の奥から大量のノートを運んできた。
すべて日本語。
「ドクターの調合してもらった薬のおかげで私が長年患っていたアトピーがすっかり治りました。本当にありがとうございました。いただいたお薬がもうすぐになくなってしまいそうなので、同じものを送っていただけますでしょうか」
「漢方薬ありがとうございました。おかげでお腹の調子が治りました。一緒に写っている写真を同封します。また麗江に行く際はうかがいますので、どうかそれまでお元気で」
と、こんな具合の手紙が山ほど。
それを手渡したドクターは、少し誇らしげだ。
「旅サラダの撮影で来ました。漢方茶を買って帰ろうと思います 高樹澪」
た、高樹澪!
久しぶりに目にしたこの名前。
しかも旅サラダ!
都ちゃんは元気かなあ。「ピンクの電話」としての活動してないな、最近。
そのほかにも、「さくらももこ」などといった人もサインを残していっていた。
どうだ、ワシはすごいんだゾ!
と今にも言い出しそうな笑顔でこっちをジッと観察している。
一緒に行った日本人男性が、診ていただけませんか?とお願いすると、待ってましたとばかりに彼の腕をとり、脈診を始めた。
(写真の人間ではありません。これはネットからパクってきたものです。持ち主にご迷惑がかかれば即削除いたします)
しばらくの沈黙。
彼の脈が聞こえてきそうなほどだ。
遠く玉龍雪山の鳥の鳴き声が聞こえそうなほど。
ドクターはつむっていた目を開いて言った。
「You are strong!!」
沈黙。
脈診の彼は唖然としている。
ドクターはもう一度。
「You are strong!!」
彼は申し訳なさそうにつぶやいた。
「あの…、肝臓が悪いんですけど、薬もらえますか…脂肪肝なんです…」
Noooooooooo!!!!!!!!!
ドクター、誤診です!!
肝臓悪いって言ってますよ!
33歳なのに脂肪肝って言ってますよ!
でもさすがドクター、くぐってきた修羅場の数が違う。
そう聞いて、よし、とうなずいて黙々と脂肪肝の薬を調合し始めた。
薬を渡された彼は微妙な面持ちで感謝の言葉をのべた。
ドクターは、お金を「しっかりと」受け取ると、ノートに一筆書いていけ、とのたまった。
麗江の白沙には、ドクターがいる。
御歳82。
まだまだ健在である。
ちなみに、彼の診療所の中庭には数多くの薬草が植えられているが、壁際には人の背丈ほどにすくすくと育ったマリファナが生えている。
この村、おそらく「地球の歩き方」には壁画がある村として書かれているのだろうが、知る人ぞ知る、というか、旅をしている人の間では、ドクターホーが住んでいる村として有名なのだ。
ドクターホー(フーと言う場合も)とは誰なのか。
じつはこの人、薬草を使うことで有名な名医(らしい)。
(詳しくはネットで検索してください)
かなりの重病患者でも彼の調合した薬でケロリと治り、貧しい人からはお金を取らなかったり、注文さえあれば世界のどこへでも薬を送っているという善意の塊のようなじっちゃんだ。
ほんまかいな?
そう思う人が多いだろう。
信じる人は信じるし、信じなければそれでいい。
世間がなんと言おうとドクターは今日も黙々と患者を脈診し、薬を調合しているのだ。
そんな彼に会いに、白沙へ行った。
麗江と同様この村も観光地化が進んでいるが、ドクターの診療所はいともかんたんに見つけられた。
世界中の人々から送られた感謝の手紙や自身が掲載された新聞や雑誌の切抜きがこれ見よがしに表に貼られている。
気のせいか、前回来たときよりも量が増えているというか、派手になっているような気が。
扉を開けると、白衣&白ヒゲの好々爺が「ウエルカム」と英語で握手を求めてきた。
この人こそが、善意の天使、ドクターフー(和士秀)だ。
握手する手が暖かい。
どこから来た?と聞かれ、日本からだと答えると満足そうにうなずいた。
こちらへと誘われるがままに椅子に座ると、ドクターは部屋の奥から大量のノートを運んできた。
すべて日本語。
「ドクターの調合してもらった薬のおかげで私が長年患っていたアトピーがすっかり治りました。本当にありがとうございました。いただいたお薬がもうすぐになくなってしまいそうなので、同じものを送っていただけますでしょうか」
「漢方薬ありがとうございました。おかげでお腹の調子が治りました。一緒に写っている写真を同封します。また麗江に行く際はうかがいますので、どうかそれまでお元気で」
と、こんな具合の手紙が山ほど。
それを手渡したドクターは、少し誇らしげだ。
「旅サラダの撮影で来ました。漢方茶を買って帰ろうと思います 高樹澪」
た、高樹澪!
久しぶりに目にしたこの名前。
しかも旅サラダ!
都ちゃんは元気かなあ。「ピンクの電話」としての活動してないな、最近。
そのほかにも、「さくらももこ」などといった人もサインを残していっていた。
どうだ、ワシはすごいんだゾ!
と今にも言い出しそうな笑顔でこっちをジッと観察している。
一緒に行った日本人男性が、診ていただけませんか?とお願いすると、待ってましたとばかりに彼の腕をとり、脈診を始めた。
(写真の人間ではありません。これはネットからパクってきたものです。持ち主にご迷惑がかかれば即削除いたします)
しばらくの沈黙。
彼の脈が聞こえてきそうなほどだ。
遠く玉龍雪山の鳥の鳴き声が聞こえそうなほど。
ドクターはつむっていた目を開いて言った。
「You are strong!!」
沈黙。
脈診の彼は唖然としている。
ドクターはもう一度。
「You are strong!!」
彼は申し訳なさそうにつぶやいた。
「あの…、肝臓が悪いんですけど、薬もらえますか…脂肪肝なんです…」
Noooooooooo!!!!!!!!!
ドクター、誤診です!!
肝臓悪いって言ってますよ!
33歳なのに脂肪肝って言ってますよ!
でもさすがドクター、くぐってきた修羅場の数が違う。
そう聞いて、よし、とうなずいて黙々と脂肪肝の薬を調合し始めた。
薬を渡された彼は微妙な面持ちで感謝の言葉をのべた。
ドクターは、お金を「しっかりと」受け取ると、ノートに一筆書いていけ、とのたまった。
麗江の白沙には、ドクターがいる。
御歳82。
まだまだ健在である。
ちなみに、彼の診療所の中庭には数多くの薬草が植えられているが、壁際には人の背丈ほどにすくすくと育ったマリファナが生えている。
私が行った時(もう6年くらい前)は、先生はご不在でご子息による自慢話(ものすごい英語)を延々とヨーロピアン東洋医学信望者と聞くハメに。。。薬草茶をいただきましたが中身は???
村を去る間際に、御大とはお会いでき、握手だけすることができました。
たしかに、暖かい手でした。
あはははー
それにしても、その天本君にあいたいねぇ
お久しぶり!
ドクターは100まで生きそうなくらい元気でした。ただ、若干昔よりキレ(?)がにぶってきているような…。
暖かい手で今日も病人を治しています。
ちなみにFAXが導入されてました。
町蔵さん>
東大は出ていません。
kokoさん>
ドクターの庭が特別ではなく、その草は麗江の町では道端に普通に生えてます。
ラヴ&ピース!