つれづれ小平

忙中閑あり。
徒然のひとときに、自分探しの旅へ。

台風12号の爪痕

2011年09月05日 08時11分36秒 | Weblog
大雨、浸水、土砂崩れ。
そして、死者・行方不明者40名超。

台風12号は日本海に去ったが、残された大きな爪痕が明らかになってきた。

やはり、台風は「大きさ」「強さ」だけではないようだ。
今回の脅威は「遅さ」。

遅さによる被害(予想)の程度を伝えることはできないだろうか。
例えば、
地域ごとに、速さの逆数に比例する「滞留時間」を指標にしたらどうだろう。
「近畿地方での台風の滞留時間8時間」とか。

・・・うーん、結果的に被害を大きくした主因は雨量だから、ちょっと違うか。

であれば、今でも「降り始めからの雨の量」というのがある。
「降り始めからの雨の量が500mmに達する見込み」とか。

分かったぞ。

台風の直径や中心付近の最大風速が
「大きい」「強い」などで表されるのに対し、
「降り始めからの雨の量が500mm」という情報が、
「大きい」「強い」に比べて、後に来る情報で、
しかも感覚的に掴みづらいからではないだろうか。
聞いた人は、まず「大きい」「強い」の方に心が捉われてしまう。
強風対策や浸水対策は、ある程度、各家庭でもできるが、
雨による土砂崩れ対策となると「避難」しかない。

今回、被害が大きかった地域では、
避難勧告が出てなかったところもあるらしい。
どこでどの程度の被害が出るかは、現代でも予想が難しい、
といえば、それまでだが、
被害に遭われた方の無念を思うと何とかならないかと思う。

予報・予想の精度がすぐには上がらないのであれば、
とるべき方策は自主判断による自衛しかない。