やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

証し 矢口淳子

2008-09-17 10:21:06 | Weblog
過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹恵。二人の「子供」である十六歳の恵哉が、一家四人惨殺事件の嫌疑をかけられ自殺した時に、彼女達は出会う。息子の無実を信じる木綿子は真犯人捜しに乗り出すが、絹恵は懐疑的だった…。犯人が現場に残した「VS」の謎が解けた時、二人は恵哉の心の叫びを知る。長篇ミステリ。

結末が二転三転して、読者をいい意味で裏切るのが面白いのに後半になるにつれてダルダルでなんともいえない結末でした。正直残念。「償い」は高評価みたいなのでとりあえず読んでみたいと思います。