*殻便*[カ・ラ・ダ・ヨ・リ]*2004-2005

コリアン・ディアスポラ・アーティスト Yangjah の日々の旅をおすそわけ。

キカイニ モテアソバレル ワタシ

2004-11-04 | Art works
先月からずっと'OKAY BOOK'という世界中のコリアンのアーティストを紹介する本のために、プロフィールや写真データを送っているのだがなかなかうまくいかない。OKAY BOOK
いままでの記録はデジタルではないし、映像から静止画にしたり、最近父のデジカメを借りて撮ったものも解像度が低く、いったいどうしたらいいの状態。(プリンターやスキャナーがないから!?)
今日はひさびさのお昼寝の後(ハンマの部屋のひだまりでおやすみ、なんでおばあの部屋ってほっとするんやろ?)、怪しげな天気の空の下、自転車とポンポン船に乗って赤レンガ倉庫に作品の撮影をし直しに行った。
スーパーファインとラージに設定して撮影も快調に進み、ほっとしたのもつかの間。マニュアルで設定した条件はオートには適応されていなくて、またまたやり直し。とほほ。
ほんま機械にもてあそばれてますう。
今日の画像は6月から赤レンガ倉庫で撮影してつくった写真の作品'Weed'(雑草)です。パラパラ漫画みたいにめくってもらうもの。その1ページです。

今朝の気づき

2004-11-03 | ひびのたび
今日は朝日に照らされて目覚め、実感したことは
「哀しみは子宮に溜まる」

哀しみや淋しさは胸にだけ留まるのかと思いきや、
からだのあらゆるところに潜んでいる。

あたまで分かってはいても、実感するとはっと息を飲む。


箇条書きのいちにち

2004-11-03 | ひびのたび
きょうのいちにち

早朝バイトが休みで、7時前に目覚める。
 (せっかくの休みもっと寝たかったのに…)

バニラと黒ごまのアイスクリームを仕込む。
 (両親の焼き肉レストラン「金剛園」の人気デザートメニュー)

メールチェックして、東京に住む妹に電話。
 (結局彼女の恋話にのっとられる、いつものこと)

ハンマ(おばあちゃん)と一緒にごはん。
 (時間的にはブランチ、しかしメニューはかなり濃い韓流)

お父さんの新車のナビの悩み相談と手伝い。
 (音声サービスに緊張してどもる父)

お父さんと自転車で写真屋さんでデジカメのプリント注文。
 (ボタンピッピッで申し込めることに父感心)

フランスから来たアーティスト、ルカから電話。
 (また用事がはいったらしく、今日の共同制作はキャンセル)

ごまのチュイールを焼く。
 (これまた金剛園のデザートに添える一品)

自転車に乗って赤レンガ倉庫へ。
 (ポンポン船には乗らず、国道を越えて)

ルカと打ち合わせ。済州島のシャーマンの音楽と、サムルノリのCDを渡す。
 (結局土曜日一日だけで、映像の作品を撮影することに)

オーストラリアからキューレーターが来倉庫。
 (ちょこっと作品を紹介したが、映像作品は手元になくて、とほほ)

隣のギャラリーCASOを覗きに行く。
 (子どもたちに人気のある現代アートの作品ってうらやまし)

小腹が減って、自転車でたこせんを食べに。
 (帰りに今年初の焼き芋を買って、アトリエの皆と一口ずつ食す)

ルカと共同制作中の田岡君のウォールペインティング制作風景を写真に撮る。
 (いつも描いてるのは田岡君。ルカはいつ描いてるの?)

ギャラリーCASOでレース編みのパフォーマンスを観る。
 (途中、女の執念っぽくって怖かったけど、最後は糸に守られて少し安心)

ルカとの制作のために、ひとりアトリエで衣装合わせ、ソファ合わせ。
 (ソファと衣装の色が微妙、久々に白塗りするのでますます???)

小雨もやんで、自転車で渡し船に乗って帰宅。
 (天保山の観覧車は赤く輝いてた、明日は晴れ?)

ハンマが夕飯の用意をしてくれて、ふふふ。
 (骨付き鶏肉と野菜のスープとカクティギ、ごはん)

両親のお店「金剛園」をのぞき、遊んでたら、いっぺんにお客さまが来店。
 (一瞬だけ手伝う。久しぶりに手伝うとお店屋さんはいいなあ)

そして夜7時すぎ、すでに12時間。



Jump photo 1

2004-11-02 | ひびのたび
今日は京都の九条山ヴィラにレジデンスアーティストとして滞在している、フランス在住イタリア人のClaudia Triozziさんが自宅に来た。

彼女は滞在中に'jump photo'という作品をつくるそう。
様々な人に自分の部屋でジャンプしてもらい、その瞬間を写真におさめるのだとか。
日常の空間で発生する非日常の瞬間をとらえたいそうだ。
彼女自身、振付家であり、パフォーマーでもあるし、意図するところは奥深そうなのだ。

今日は下見兼打ち合わせでわざわざ来てもらったのだが、少しだけ場当たりというか稽古をしてみた。
うーん。
これがなかなかむつかしい!
いつもフラッシュなしの自然光で写真を撮るわたしなので、フラッシュなしで撮ったところ、幽霊のようになってしまった。とほほ。
撮影当日はプロのフォトグラファーが来てくれるらしいので技術面は心配ないが、クラウディアの求めているモノが生まれてくるのかちょっぴり不安。

彼女に会うのは今日で3回目だが、魅力的で親しみやすい人なので、今日もいいエネルギーをもらった。駅に行く途中、橋の上で秋のほがらかな陽光を浴びて、太陽のような笑顔で「いい天気!」とよろこんでいた。

さてさて、今日からジャンプの稽古とイメトレに励むべし!!!

「私は皮膜をすり抜けて行く」

2004-11-02 | Performance
2004年10月23日の夕暮れ、築港赤レンガ倉庫でパフォーマンスをしました。
中村美晴さんの詩をもとに、彼女のアンティークオルガンとのコラボレーションでした。
つたの這うレンガの壁を灯りがともし、ちょうど頭上には月が輝く舞台でした。