*殻便*[カ・ラ・ダ・ヨ・リ]*2004-2005

コリアン・ディアスポラ・アーティスト Yangjah の日々の旅をおすそわけ。

ふと思い出した詩

2004-11-13 | ひびのたび
揮発油       許英子(ホ ヨンヂャ)


揮発油のような

女でありたい


重さを感じさせない

軽やかな魂と

熱くて危険な

可燃性の胸と


滓(かす)ひとつ残さない

純然たる揮発


まこと そんな液体のような

恋人でありたい





この詩があらわすような女性になりたいと願っている
願いイコール理想と現実はかけはなれている
恋をしていない時は、
理想と現実はそんなに違わないように思えてしまう
でも恋に落ちると、
だめだ

そんな時
呪文のように
響く




この詩は原詩が美しい
いつかすっと朗読できる日がくるといい
わたしはまだまだ質量が重すぎる
もっと軽く
もっと熱く