*殻便*[カ・ラ・ダ・ヨ・リ]*2004-2005

コリアン・ディアスポラ・アーティスト Yangjah の日々の旅をおすそわけ。

キカイニ モテアソバレル ワタシ

2004-11-04 | Art works
先月からずっと'OKAY BOOK'という世界中のコリアンのアーティストを紹介する本のために、プロフィールや写真データを送っているのだがなかなかうまくいかない。OKAY BOOK
いままでの記録はデジタルではないし、映像から静止画にしたり、最近父のデジカメを借りて撮ったものも解像度が低く、いったいどうしたらいいの状態。(プリンターやスキャナーがないから!?)
今日はひさびさのお昼寝の後(ハンマの部屋のひだまりでおやすみ、なんでおばあの部屋ってほっとするんやろ?)、怪しげな天気の空の下、自転車とポンポン船に乗って赤レンガ倉庫に作品の撮影をし直しに行った。
スーパーファインとラージに設定して撮影も快調に進み、ほっとしたのもつかの間。マニュアルで設定した条件はオートには適応されていなくて、またまたやり直し。とほほ。
ほんま機械にもてあそばれてますう。
今日の画像は6月から赤レンガ倉庫で撮影してつくった写真の作品'Weed'(雑草)です。パラパラ漫画みたいにめくってもらうもの。その1ページです。

「平熱」Temperature in balance,Installation

2004-11-02 | Art works
2004年10月21日から31日まで築港の赤レンガ倉庫でオープンアトリエがありました。
その時に発表した作品です。
自分のアトリエスペースでのインスタレーションです。
日本の塩と、韓国の赤唐辛子を使っています。
その作品の一部とテキストをどうぞ。

'Temperature in balance', Installation,
Japanese salt, Korean red pepper, 2004
 




 平熱
Temperature in balance
 
                            
いつものどが渇く
      

摂氏で凍るしずく
零下で燃える血

動脈と静脈の壁を超えて
うずまく

                              
平熱をさがす
どこにもないし
いつもここにある
 
 
そんなことわかっていると
苦笑いする瞬間も
はかない強さとしなやかな弱さが
たましいの港を求めて
内臓のすきまを巡りめぐる

                             
欲している水は
このからだのなかにある
と知っている

                            
それでものどは渇く  





Temperature in Balance



I always feel thirsty


Drops freezing with the centigrade
and
blood burning with zero below
exceeding
the border of the artery and the vein,
they whirl.


I try to find
my temperature in balance
nowhere
or
always there is here


Even such a moment
I make a bitter smile
that I know it already,
fleeting strength
and
stable weakness
go round the opening of the internal organs
with seeking the port of soul


I know
water I have desired
already exists in my body


Even now
I still feel
thirsty






by Yangjah