親心、子心

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自己肯定感と自我の発達~1~

2014年12月20日 20時45分58秒 | 過去~徒然から~
赤ん坊はどうやって人間になるのか。

人には発達段階という考え方がある。本当は理論的な話をすれば良いのだろうが、浅学なため、感覚的にわかりやすい言葉でまとめていきたい。


赤ん坊は、自分しかない。もっといえば、快・不快の二つの感情しかない。
これがおそらく、誰しものスタート地点である。

それがやがていつの間にか、不快を訴え泣いていると心地よくなることに気づく。
どうやらそれは、何者かが私の不快を取り除いているらしい。

感情のトゲが、取り去られる。

そして自然とこぼれる安堵の表情。

それだけで、どこからか、心安らぐ何かが聞こえる。


…叙情的ではあるが、きっとこれが赤ん坊の認識なんだと思う。
やがて、これが、自分の快・不快感情からスタートして、(母)親という存在に気づき、その存在へ働きかけるようになるのだと思う。

こうすることで、「自」と「他」の認識が徐々にできあがっていく。

やがて、自分の感情を素直に出すと、周囲の他人は私のために動いてくれる。自分は人に大切にされている。そうどこかしらで信じるようになる。

…でも、何も気にせず行動していると、その周囲の人が、悲しんだり、怒ったり、幼児にとっても困るような出来事が起きてくるようになる。

こうして、自分と他人が「違う」ものだと気づくようになる…。

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