愛する人がいるから抗癌剤を受ける

乳がんの抗ガン剤も残すは『１回』となりました。なんだかやっと此処まで来たんだな～～っとしみじみしています。
私には３人の姪っ子がいます。弟の子供達です。自分に子供がいないので余計に可愛い素直な良い御子ですそんな姪っ子達には、私が「乳がん」であることは知らせていない。
乳がんと診断された後に、弟とお嫁さんのさっちゃんに話をしたとき、あの子達には、どう話したら良いかな？と聞いてみた。それは、ちゃんと話をすることでいろんな事を考えたり、こんな事もあるんだと知ってほしいと思ったからだった。弟夫婦は、まだ幼いし、心優しい子供達が耐えられないだろうと、話さないで欲しいとの事だった。私はこの弟夫婦の「心」を受け、話さないことにした。幼さのためか、お薬で「毛」が抜ける＝抗癌剤＝癌。という考えは子供達にはないのです。脱毛以外は外見上はあまり変わらないものね。私は病気でお薬を注射しているので、それで毛が抜けてしまうのと説明している。
その為か、１度も「どうして毛がないのか」と言うことに触れたことはない。あんなに人を「おちょくる」　やんちゃな子達が。１度も。１度も・・・。（書いていて涙が止まらない）からかいもせずに・・・以前と変わらずに接してくれる・・・こんなに小さいのに・・・・大切にしてくれている。それがどんなに嬉しいか・・・それがどんなに心に浸みるか・・・。ありがとう。弟にもさっちゃんにも・・・・こんなにいい子に育ててくれてありがとう。心ある・・・人を思いやる優しい子にこの子達の優しさが堪らなくうれしい。偽りのないひとの優しさや思いやりに触れると・・・泣けてしまう。感謝の気持ちがいっぱいになってそれが涙になってこぼれ落ちてしまいます・・・・。前向きに頑張るには理由がいるんだと思う。理由があるから。目標があるから。人は頑張れるんだと思う。
頑張れ私　
君達が結婚（するかな？）するまで、生きるんだモン！