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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

草との付き合い方~草生栽培から~1

2019-06-12 18:30:00 | 

20190612

 たんじゅん農では、あまり草のことは云わないですね。しかしどちらかと云うと草は邪魔者的なニュアンスが多いと受け止めています。畑に余分な草が無いに越したことはない、ともいうべきでしょうか。ある人が知人のたんじゅんさんの畑を見て、畑に草が生えていない事について驚いていたことがあったけれど、草がない事や草と作物の共生についてはたんじゅん仲間やSさんはあまり話にならないと思う。

 この日取り上げる内容は、「草」についての話。

 たんじゅん農では推奨していないだろうけれど、草と一緒の栽培、草と持ちつ持たれつの共生関係で作物も育つあり方は自然で納得のいく方法だと考えます。というか私の畑がとにかく草が多いのです。今読んでいる本には面白い見方が書いてあったのでちょっとご紹介を。

 まずきっかけは、数年前自然農の農家を見学に行ったとき、畑が草で一杯で、草の中に作物があるというような畑を見たことがあり、とても興味を持った。

 近い話では、今年のソラマメです。ソラマメにアブラムシが付くかと心配したのですが全くアブラムシ被害はなかったのです。ソラマメ・エンドウの近くにカラスノエンドウが群生していたので除草せずにソラマメ収穫まで刈らずにいました。これが見事に的中しソラ豆のアブラムシ被害は今年はほとんど?全くありませんでした。

 カラスノエンドウという雑草は土が酸性だと生えると云うのだそうです。この草があるという事は土壌の酸性が強いのだろうかと落胆する必要はなく、強めの酸性土壌をやや酸性に土質改善を進める働きがあるという。それと同時に蟻を誘引と云うか呼び寄せる働きもあるのだそうです。ネットでカラスノエンドウと蟻の関係を調べるといくつか興味深い話が出ていました。その一つはこちらのブログです。カラスノエンドウは花の外側(花外蜜腺)から蟻が好む甘い蜜を分泌するのだそうです。蟻を呼び寄せカラスノエンドウの葉や茎を食害する虫を蟻に退治してもらうというGive&Takeがあるのだそうだ。複数のブログで同じような内容が書かれているのを確認しました。信憑性は不明ですがそのような発信は複数ありました。しかしこの蟻はアブラムシを誘引するというか、蟻の分泌物を求めてアブラムシがありの後を追いかけてカラスノエンドウにまで付いて来ると云うのです。いずれにしても「ソラマメの近くにカラスノエンドウがあればアブラムシはそちらに集中する」という記事を以前見ていたので、この関係を確かめたくてソラマメの隣にカラスノエンドウを残しておいたところ、見事にソラマメにはアブラムシが付いた気配はありませんでした。ソラマメとカラスノエンドウについて書いた私のブログはこちら

 畑や作物にとって草があるという事はどういう意味があるのだろうかという点に問題関心があります。そして最近読み始めた本が「無肥料栽培を実現する本」(マガジンランド)岡本よりたか著でした。この本の草に関する部分の内容を簡単にご案内します。

  この本では雑草(又は”草”)について、栽培に邪魔する草を減らし、助けになる草を残すことで草をコントロールできるはずだという言い方をしている。全てのモノに表と裏が、陰と陽があるように、どんな草でも悪さばかりする草は無い というスタンスでモノを見ているところがとても気に入ったのです。こちらのブログもご確認ください。

 この本の内容に関する記事は次の「草との付き合い方~草生栽培から~2」にて記事にさせてもらいます。



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