食用蛙で有名なウシガエル。
ウシガエルは1918年にアメリカから移入され、食肉用として養殖されました。
ちなみに、ウシガエルを養殖するためのエサとして移入されたのが、アメリカザリガニです。
そもそも、日本ではカエルを食べる習慣も無く、カエルの養殖事業が廃れるとともに、ウシガエルが野に放たれ、野生化し、外来生物として、各地で問題を起こしています。
IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」、日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されるほどの嫌われ具合(^_^;)。
ウシガエルは、沖縄県から北海道まで幅広く定着しています。
体長は110mm~185mmと大型で、口に入る大きさであれば、ほとんどの動物をエサとして捕食します。
ウシガエルは、日本に生息する全てのカエルの中で最大のカエルで、しかも、アメリカでも最大のカエルだそうです。
動きは素早く、後肢の水かきも発達し、泳ぎも達者です。
オタマジャクシも大型で、全長で150mm。
ウシガエルの繁殖期は5~9月で、6,000~40,000個の卵を産卵します。
大型で、口に入るなら何でも食べるウシガエル。
オタマジャクシも大型で、産卵数も桁違い。
警戒心が強く、動きも素早いため、捕まえにくい。
ウシガエルは、本当に貪欲な捕食者で、昆虫、ザリガニなどの甲殻類、小型の哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類まで食べてしまいます。
口に入れば、カメも、そしてヘビさえも、食べてしまうウシガエル・・・。
モリアオガエルがいなくなった地域もあり、ウシガエルが与える日本の生態系へのダメージは計り知れません。
ウシガエルは、低く響く声で「ブォーン、ブォーン」と牛の様に鳴きます。
牛に似た鳴き声から「ウシガエル」という名前がついたようです。
ウシガエルに気づかれること無く、そーっと、近づいて、驚かせると、高い声で「キャウ~ン」と鳴いて、水の中に飛び込みます。
雨が降る夜中、たまーに、ウシガエルが道ばたに出てくることがあります。
肝心な情報を1つ、忘れていました!
ウシガエルの唐揚げは美味しいです!
※カエルの後肢
機会があれば、是非、ご賞味下さい(^o^)
あと、昔、小学校の理科の授業で、解剖に使われたカエルもウシガエルでしたね。。って、僕の小学校時代に蛙の解剖はなくて、解剖されたカエルの写真を見たくらいけどね。
僕の地域にも、農業用のため池にウシガエルが生息しています。
ウシガエルの捕獲がてら、アメリカザリガニをエサに、子どもと、カエル釣りを始めようかなー
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