ずーっと以前のことですが、LVL工場を見学させていただきました。
LVLとは、丸太をかつら剥きした単板を、繊維方向をすべて平行(揃えて)に、積層接着した木材で、単板積層材ともいいます。
図でイメージするとこんな感じ。
ちなみに、単板の繊維方向を交互に重ねたものが「合板」です。
機械に固定された丸太を回転させ、大根のかつらむき如く、単板を作っていきます。
丸太は、みるみるうちに細くなっていきます(動画を撮っておけばよかった(T_T))。
丸太があっという間に単板に。
なんか、印刷工場みたいですね。
単板を1枚ずつ、少しずらしながら重ねて、接着剤を塗布。
そして、プレスして、単板を接着。これが1次接着です。
こうして、出来たものを2つ3つと重ね合わせて、LVLになります。
見学させていただいた当時の工場では、最大で、長さ1200cm×幅60cm×厚さ60cmのLVLを製造されていました。
完成したLVL。
こちらは合板。
合板はLVLと同じく、丸太をかつら剥きにしますが、単板の重ね方が異なります。
重複しますが、LVLは繊維方向を平行に、合板は繊維方向を交互に張り合わせます。