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藁をも掴む8! 斎藤 信介(中日)投手

2012-10-22 07:31:00 | 今日の更新
斎藤 信介(30歳・中日)投手 (NTT西日本-06年中日6位)

蔵の入団前評価:☆☆

龍谷大時代から140キロ台後半のストレートとサイド特有の大きな曲がりをするスライダーを武器に、非常に素晴らしいボールを投げる投手でした。ただそれを活かすだけの、ピッチング技術と野球頭脳に欠けていた選手との印象が強かったです。ただ持ち得るボールの威力は最上位レベルだっただけに、一皮むければという思いは強かった選手。

やはりプロ入り後は、社会人出ながら中々頭角を現しません。ようやく数字を残し始めたのは、入団3,4年目に10数試合一軍で投げて、2年連続 防御率 3.00 という数字を残しました。しかし昨年は、ファームで 20試合 0勝1敗1S 防御率 1.71 という成績も一軍登板なし。今年も一軍登板はなく、ウエスタンで 23試合 0勝0敗0S 防御率 4.76 という成績では、解雇されても致し方ない。

もう少し詳しく見てみると 22回2/3イニングで、イニングを大きく上回る29被安打は打たれ過ぎ。ただし四球は5つと、イニングの1/4以下でありフォアボールで崩れていたわけではない。奪三振も11個と、1イニングあたり0.5個ぐらいと、140キロ台後半の剛球を投げる投手としては物足りない。今年の内容を見ていないのでなんとも言えないが、ひょっとすると自慢のボールの威力が損なわれていた可能性も否定できない。ただそれ以前の2011年までは、中日の分厚いリリーフ陣の存在があり、チャンスが彼まで回らなかった感が強い。もしボールの衰えがないのならば、他球団ならばリリーフでの活躍は見込めるかもしれない。

特に統一球は、ボールに力があれば細かいことを誤魔化せる部分があること。更にボール自体に見栄えのする彼のようなタイプは、トライアウトでは有利だと言うことを考えると、まだNPBでの可能性が残されているように思う。彼が現役にこだわるかはわからないが、ボールに衰えがなければ、トライアウトで面白い存在にはなるのではないのだろうか。