■「天皇陛下が靖国参拝なさるのが一番」…麻生外相・・・読売新聞
麻生外相は28日、名古屋市で開かれた公明党議員の会合で、靖国神社参拝について「英霊は天皇陛下のために万歳と言ったのであり、首相万歳と言った人はゼロだ。天皇陛下が参拝なさるのが一番だ」と述べ、天皇陛下の靖国神社参拝を実現することが望ましいとの考えを示した。
そのうえで、「参拝できなくなったのは、(三木首相が1975年に私人を強調して参拝したことに伴う)公人、私人の話だ。解決の答えはいくつか出てくる」と語った。
首相の参拝に関しては、「外国から言われて決めるのは絶対通ることではない」とし、「靖国問題が終わったら、日中間の問題がすべて解決するわけではない。隣の国なのだから、ある程度緊張感を持ってやっていく以外に方法はない」と述べた。
(2006年1月28日23時46分 読売新聞)
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思わず取り乱してしまうほどすごい発言をする麻生外相ですが、この発言のポイントは3つ。
一つ目はこれ、公明党の会合で言っているみたいなんですよね。小泉首相の靖国参拝に否定的な公明党に対して言っているので、これは強烈な牽制球ですね。この発言の根底には公明党と距離を置くことを考慮したものなのかもしれませんね。いやはや麻生氏、恐るべし。
二つ目、これがかなり重要だと思います。それは麻生外相が天皇陛下の靖国参拝が望ましいという認識を示したこと。個人的には天皇陛下には是非とも靖国神社へご親拝頂きたいと思っているのですが、現実としては非常に難しい問題だと思います。天皇陛下は日本の象徴でありますし、その政治的には透明性を保つ必要はあると思うんですよ。かの国やかの新聞が騒ぎ立てて外交問題に発展させようと企んでいる以上、現状では天皇陛下の靖国神社へのご親拝はある種の政治色を陛下に色つけられてしまう可能性があります。昭和天皇陛下もそれを危惧されたのかもしれません。ですから個人的には小泉首相などが靖国神社を参拝し続けて、それが日本の当たり前の伝統なんですよという既定路線を作り上げてから、ご親拝されるのがベターだと思うのですよ。天皇陛下がご親拝されれば遺族の方は喜ばれるでしょうし、陛下の透明性が担保されるなら是非ともご親拝して頂きたいのですが、ぼくの中でもこれはうまく結論が出せません。
3つ目、これは外国から言われて参拝を止めることは出来ないこと。全くその通りです。これは小泉首相の靖国参拝反対の民主党前原代表すらそう考えている程です。「靖国問題が終わったら、日中間の問題がすべて解決するわけではない」これは言い続けていくことになるのでしょう。
麻生外相の発言はまだまだ続きます。
■麻生外相「日本はカネを持った成り金の子供、他国にゆすられる」・・・Yahooニュース
麻生外相は28日、名古屋市内で講演し、「日本には軍事力がないが、経済力はあるため、他国からゆすられる」などと述べた。
「ゆすられるのよ。日本という国がおかれている現状は“カネを持った成り金の子供”。しかも人種が違う。他の国は皆白人。G8皆白人、ロシアも含めて。日本人だけ黄色人種、いじめられやすい条件は皆そろっている。それで日本はいじめられないようにケンカの一番強いヤツ(アメリカ)と手を組んだ。当たり前だろうが、これが」
麻生外相のこの発言は、国際社会における日本の現状についての見解を示したもの。外相の発言だけに、不適切な表現との批判も出そうだ。
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どこが不適切なのかよくわかりませんが、日本の国際情勢における立場を解りやすく説明していると思います。現にかの国にゆすられてますし。今の日本は必要最低限の防備しか整えませんという基盤的防衛力の構想を保持しています。つまりアメリカと手を組んだことを前提としている訳です。つまり苛められたくない、かつアメリカと手を組まないというのであれば、日本は抑止力、そしてバランスを取るため、アメリカ軍が抜けた分の軍備を増強せざるを得ない部分があります。これは現状では厳しいものがあるため、アメリカを手を組む。自然な流れだと思います。どうもマスコミといったものはこういったことについて、火の無いところに煙を出させようとしますね。
そんなマスコミに麻生氏がお仕置き。
■外務大臣会見記録(1月24日付)
外務大臣会見記録(平成18年1月24日(火曜日)9時35分~於:衆議院議員食堂)
米軍再編
(問)米軍再編に関連して、おととい沖縄県名護市で選挙があり、新しい市長が決まりました。新しい市長は今の普天間基地の移設案について、地元が納得できるような修正案が示されれば政府との協議にも応じるという話をされていますが、こういった名護市長の姿勢について、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(外務大臣)あなたは沖縄にいたからよく理解しているのだと思いますけど、これまで地元の案に寄るとまた別の案が出てきて、どれが最終的な地元の案なのか常にわからないというのがこれまでの経緯だと思います。ですから、今度の島袋さんはしっかりしておられますから、この方の案というのはどういう案なのかよく聞かせていただいた上でという事になるんじゃないですかね。
(問)早急に名護市長とも話をしたいと。
(外務大臣)そうでしょうね。そうだと思いますね。防衛施設庁等もやっているんじゃないですか、今日くらいから。
(問)大臣は修正の余地はあるとお考えなのでしょうか。
(外務大臣)あなたの言う定義の修正というのは1センチでも修正ですか。100メートルで修正ですか。どれぐらいで修正ですか。それがわからないと答えるのは難しいのですが。
(問)米軍再編の修正案ですが、例えば住宅街への騒音の影響はない形での修正案で行くのですか。
(外務大臣)それは海に出すという意見を言うように誘導尋問のように持っていきたいという意図ですか?
(問)そういうことではないのですが、先ほど修正というのは具体的にどういうことかと大臣から質問がありましたので、例えば、騒音に影響はないような形での修正案が出るのかどうかということをお聞きします。
(外務大臣)それはやはり地元の理解を得るためには騒音に最大限配慮するというのは当然だと思いますけど。あそこは確か、10軒か11軒か重なっていましたか、確か下のところが。貴紙は詳しいでしょう。何件ですか、あそこは?
(問)すみません。今はわかりません。
(外務大臣)なんだ、知らないのか。
(問)そういう形での修正も可能だということですね。
(外務大臣)それはお話し合いはいろいろ出来ると思いますよ。今でも確か私の知っている範囲では、あそこの騒音は所謂騒音の規制の範囲内だったでしょ、確か。ですからそういった意味で、それでもなるべく静かなのに越したことはありませんから。
ライブドア堀江社長逮捕
(問)ライブドアの堀江貴文社長が逮捕されましたが、この事件についての受け止めは。
(外務大臣)マスコミも随分はやしてましたものね。一番煽っておられた貴紙の感想はどうですか。こっちの方が先に聞いてみたいような気持ちですけどね。法律に違反すれば罰せられる。当然だと思いますけど。
(問)去年の衆議院選挙で武部幹事長始め、自民党執行部が公認はしませんでしたが、堀江社長を応援していたという責任についてはどのようにご覧になっていますか。
(外務大臣)犯罪を犯しているということを見抜けなかったという点においてはマスコミと同じかもしれませんね。なかなか見抜けないものなんだとは思いますけど。
(問)小泉政権の規制緩和であるとか自由競争であるとかそういう路線へ今回の事件が与える影響というのはあるのでしょうか。
(外務大臣)規制の緩和というのはそのまま続いていくのであって、規制の緩和の中でも規制の緩和を法律を守りながらやる人と、法律を守らないでやる人が二つ出た。規制を緩和すれば皆法律を守らなくなるというのは話が飛躍し過ぎていると思います。
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どうやら麻生外相にコケにされている記者は朝日関係者らしいです。ホント朝日がお嫌いなんですね(はぁと)。逆に言えば、このようにマスコミに自分の発言を利用されないようにするという意味では麻生外相は資質で言えば一番総理大臣に似合っているでしょうね。ぼくはホントそう思います。出来れば小泉→麻生→安倍というリレーが理想だなぁなんて思ったり。