7月10日投票の参議院選挙はロシアの「ウクライナ侵攻」の影響もあり、どうやら「与党圧勝」の気配が濃厚である。約60%の国民が政府の「物価政策」を支持していないにも拘わらず、与党への信頼は少しも揺らいでいないようである。
この選挙の結果真の野党勢力は激減し、与党やその補完政党が大幅に増加するかも知れない。恐らく長い歴史を誇った「社民党」は政党としての要件を失うことになる可能性が非常に高い。かって「日本社会党」として華々しく国会で活動したことを知っている世代としては、その政党が消滅するのは寂しい限りである。しかし、これも歴史の一コマなのかも知れない。
現在は若者層の保守化が進み、与党への支持層も様変わりしている。若者層は保守系へ、逆に高齢者が革新系へと、支持層が一昔前とは逆転しているようである。