今ウクライナは悲惨な状況に陥っている。戦争になれば一番被害を被るのは子供、高齢者、女性等社会的弱者と言われる人々である。政治家や軍人達は国の威信やメンツよりも、命を一番に考えて欲しい。命に勝るものはない。私は今回ばかりは橋本元大阪知事の意見に賛成である。一刻も早く戦争を停止し、交渉に入るべきである。ウクライナもロシアも互いに相手を完全に屈服させることがほぼ出来ない事は分かった筈である。この上は即時停戦しお互い胸襟を開き、真摯に交渉すれば自ずから道は拓けてくる。既にロシアもウクライナも「落しどころ」は分かっている筈である。
アメリカや欧米は核保有国に対しては及び腰である。かってのイラク侵攻、北ベトナム爆撃、ユーゴ紛争等とは全く違った対応である。それはかの国が通常兵器しか保有せず、ほぼ自国に対する反撃兵器を保有していなかったからである。いわば強国には甘く、弱国には厳しく対応するということである。
これらのことから「核」は正しく大きな抑止力であり、核とそれを搭載可能な兵器を保有していれば「鬼に金棒」である。局地戦はあるが、なかなか全面戦争には突入し難い。例えばかってのインドと中国、ソ連と中国である。
経済制裁は短期間では効果があらわれず、その間に社会的弱者の命が次々と失われていく。今こそ超大国リーダーの指導力と決断が問われる時である。
本場ほど華麗ではないが、旧鷲宮町内を流れる青毛堀川河畔の河津桜が咲き始めた。ここ数日の好天と温かさが影響したようだ。ただ場所により咲き具合に微妙な差異があり、まだ大きな蕾のままと１～３分咲き位とに分かれている。このままの天候が続けば、後１週間もすればほぼ満開近くになるかも知れない。私の個人的見解では幸手権現堂公園のソメイヨシノと並ぶ、埼玉県双璧の桜の名所と言っても過言では無いと思います。
今世界はロシアのウクライナ侵攻で大揺れであるが、こんな時だからこそ桜を愛でる心の余裕を持ちたい。ウクライナはまだ厳しい寒さと辛い状況が続いているようだが、無力の我々にはどうすることも出来ない。せめてウクライナ国民の安寧と、一日も早くこの正に非常事態が終息し平和が訪れるよう願わずにはいられません。
