この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

2007-06-14 17:14:36

2007年06月14日 | インポート

P1090262_1 錫杖岳

僕の住んでいる中尾からは、焼岳と錫杖岳がほぼ真正面に見える。焼岳は登山道も整備され、百名山といことで上高地側からもたくさんの登山者がいるが、反対側の錫杖は岩ばかりで一般登山道は無くロッククライマー以外はほとんど人がいない静かな山だ。錫杖の近くまで行くと圧倒的な迫力で岩の壁が迫ってくる。その日本離れした雰囲気は大好きだ。

青の矢印は烏帽子岩と言ってまさにその名の通りの大岩峰である。かつてその頂に立った事があるがてっぺんはとても狭く、人一人が立つのが精一杯である。緑のラインは前衛壁といって、昔登った、ロッククライミングの人気ルートだ。最盛期には順番待ちが出来るほどである。オレンジのラインは以前悪友と錫杖の本当の頂上に立ちたくて、登ったラインだ。道は無くわずかな踏み痕を頼りに藪を掻き分け赤の矢印の頂上に立つことができた。

秋にはブナの紅葉が見事である。今年も行くしかない。

コメント
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