おもしろニュース拾遺

 BC級ニュースが織り成す可笑しくも愛しい『人間喜劇』。おもしろうてやがて悲しき・・・

政界工作全部バラす:酒政連事務局長

2005-11-17 09:25:26 | 迷言・妄言
 「酒政連」の政界ワイロ工作の主役の事務局長が逮捕(容疑は横領だが)されて面白くなってきた。
 ここではこの事務局長の語録(東京新聞17日による)を紹介して、日本の政治家の生態について理解を深めたい。

その時「先生」が動いた

 結論からいうと、このワイロ工作は成功だった。酒の小売りに関する一定地域での規制緩和を先延ばしにする緊急措置法が二〇〇三年に成立したからだ。これは日本では珍しい議員立法、ということは、あの何でも官僚任せにする先生達が自ら動いたのだ。関容疑者は語る。「議員立法はわれわれが動いたからできた」。先生たちの指導者だ。だから、<国会議員らから冷やかし含みで「関先生」と呼ばれていた>のは当然か。冷やかしてはいけない。「偉大なる領導者」と呼びたまえ。

 実際議員からは頼りにされるようになった。<議員が(関容疑者に)電話をかけてきた。『明日、法制局の人たちと勉強会がある。お金がないんだ』と言われた」>。早くもタカリである。
 先生たちから「先生。先生」と煽てられてすっかり舞い上がっていたが、本物の「先生」の方がさすがに役者が一枚上であることを知って愕然とする。「うち(酒政連)から多額の金をもらっておきながら、規制緩和を推進する業界からも同じように金を受け取り、中途半端な法律を通した」。ガハハハ・・いわゆるワイロの二重取りですな。郵政の時でも簡単に変節する先生が相次いだことを見てもまったく自然な流れです。
 「越後屋、お前も相当なワルよのぅ」、「いえいえ、お代官様ほどではございませんが」 グワァ-ハッハハッハ・・・・という時代劇そのまま。あまりにベタでこちらは引いてしまいます。

 関容疑者は「裏切った」政治家に復讐を誓っている。「自分がスケープゴート(身代わり)になっている。逮捕されたらやる時はやるぞ。こんな汚れ役をさせられたんだから」と息巻いているという。そのための秘密兵器が「事務局長になってから辞めるまでの間のことは、全部手帳に書いてある」。どんなことをしてでもこの「手帳」を奪いたい政治家がいるのでないか。
 逮捕されてしまった今、もう「やる」しかないでしょう。

 

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1 コメント

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「献金」は2億円 (やや)
2005-11-19 20:14:36
 「議員になって一番最初にやってみたいことッスか?やっぱ巨額のワイロもらってみたいッスねー。”おい君、そんな分厚い札束で<車代>をワシの内ポケットに押し込まんでくれ。ポッケが破れるじゃないか"なんて、一度でいいから言ってみたいスよ。あーもう想像しただけでタマンネー。」と第2第3のタイゾー君なら言うかもしれない。

 全国小売酒販政治連盟(酒政連)の本・支部が2000-04年に支出した政治献金は自民、民主両党や245人の国会議員側(元職含む)などに少なくとも総額約2億1000万円に上ることが19日、政治資金収支報告書記載額の集計で分かった。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005111900181&genre=A1&area=Z10
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