ゲーフラ職人の青赤徒然観戦記

東京の事を中心にいろいろ突き刺してます(笑)
ついでにマンガも描いてます(笑)

2024.4.13 J1第8節 ヴ 2-2 FC東京~過去対城福1敗のみ~

2024-04-14 00:53:14 | 観戦記
観衆:31,746人
<得点者>
28分:見木(ヴ)
33分:染野(ヴ)
68分:遠藤(東京)
90+4分:遠藤(東京)
 








前半と後半で内容が全然違うのは
最近の東京ではよくある話ですが、
最近とはちょっと意味合いが違うかな。

それは前半のうちに一人少なくなった事。
これによって完全に割り切り、
ボールを保持する事を目指しつつも
4-4-1の2ラインブロックを敷いて
奪ったら縦に速くという事を徹底。
それが活きた1点目となりました。

やはり、2点ビハインドで
かつ一人少ないという状況下で
逆にピッチ内での意思統一がなされ
ボールを大事に、しかし手数をかけず
迅速に前に運ぶという事が
共通認識として持つことができたのが
流れを作るきっかけになったと思います。

これが後半に入ってから一人少なくなると
ベンチワークで整理するのも大変ですが、
HTが間に入った事で監督コーチも交えて
2ndハーフの方向性を擦り合せる時間ができた。

同点に追い付いたのはパワープレーなので
そこはもう数的不利とかあまり関係ないですが、
もしかしたら11人のままだったら
追い付く事は出来なかったかもしれません。
それくらいに後半に入ってからの動きの質は
かなり高かったと思います。

特筆するならば白井ですね。
水曜に小平で見た気合はホンモノだった。
終盤の超高速スプリントは圧巻でした。
そのシーンでは白井にボールは来ませんでしたがw

そもそもスタートの陣形は
小柏がトップ下となっていましたが、
これは仲川の判断なのか
途中からはほぼ仲川と小柏のポジションが
入れ替わっていました。
ここは今後の課題となってくると思いますが、
いくら小柏がアップダウンを繰り返せると言っても
松木や荒木のように前目のアンカー然と
随所に顔を出せるわけではなく、
やはり今のフォーメーションならば
9番の位置に置くのが適切という事なのでしょう。
さらに言えばその上で
さらにトップ下かボランチに
パスを出せる選手がいないと
小柏の良さが生きてこない。
練習試合でほぼハットトリックという
活躍をしましたが、その時も
ヤンからパスが出て抜け出す、
というパターンが3回起こったので、
今回のような陣形、しかも一人少なくなると
小柏では厳しくなってきてしまいます。

現状の東京がやろうとする形であれば
後半途中に投入された翼のような
動き方がトップ下に求められるところでは。
なんせ翼はGK以外は高い水準でやっちゃう
今野泰幸のような選手なので、
今回みたいに最前線でもトップ下でも
ごくごく自然に高いクオリティを出せちゃいますw
そういえば同点に追いついた後、
翼はボールを拾ってさっさと戻ってましたね。
2006年の多摩川クラシコ(1-4から逆転勝ち)の時も
後半ATに追い付いた後選手は
ゴール裏に向かっていったのに対し、
今野だけは「早く戻れ!」と
怒っていたエピソードを思い出します。
そんな翼の姿に今野の闘将っぷりを見た。
もっともワタシは「早く戻れ!!!もう一点取りに行け!!!」と
叫んでたので翼がさっさと戻った事に気付いてませんでしたw

なので選手交代自体は
かなりうまくいったと思いますが、
注文を付けるならば、
HTで小柏→翼でもよかったんじゃ?
という事と、
かしーふを下げるの遅くないか?
ということですね。
かしーふはポジショニングと
ボールコントロールがかなりヤバかった。

クソ真面目な話、11人でも
このテンションとクオリティを
スタンダードにしていかないと。

特にアカデミー出身選手、
遠藤や白井の気持ちを出していくプレーを
大きなお手本に。
本来翼だけでなく、アカデミー出身選手全員が
それくらいの気持ちを出していくべき試合。

8月にはしっかり害虫駆除を致しましょう。