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ゲーフラ職人の青赤徒然観戦記

東京の事を中心にいろいろ突き刺してます(笑)
ついでにマンガも描いてます(笑)

選手数と成績の相関関係に関する一考察

2025-07-24 17:15:00 | 日記
「一考察」なんて論文みたいなタイトルですが。
こんな言葉は大学の卒論以来
とんと使っていませんね(笑)
ちなみにそのときの論文のタイトルは
「アニメソングと視聴率の相関関係に関する一考察」です(笑)


さて本題。
2019年、開幕の段階で外国人を含めて
プロ契約選手が総勢31名いました。
※二種登録・特別指定は除きます

で、年間最終順位が2位だったわけですが、
それならば、過去開幕時に何人の選手がいて、
成績はどうだったのかが気になって調べてみました。
2023 30名 11位
2022 35名 6位 
2021 31名 9位
2020 35名 6位
2019 31名 2位
2018 35名 6位
2017 34名 13位
2016 33名 10位
2015 29名 4位
2014 27名 9位
2013 30名 8位
2012 32名 10位
2011 29名 1位(J2)
2010 26名 16位
2009 30名 5位
2008 32名 6位
2007 31名 12位
2006 31名 13位
2005 30名 10位
2004 30名 8位

うーん、特にこれといった傾向は
無いように見えますが、一つ言えるのは、
「人数が少ないと成績は思わしくない」
ということでしょうか。

あと、ここには表れていませんが、
人数が少ない時に限って
負傷などで離脱する選手が続出します。
2010年で言えばヨネや平松、梶山。
2014年で言えばマテウスや梶山、加賀など。

2010年に至っては、この26名から
長友、赤嶺、阿部巧が移籍してしまいました。
代わりに補強したのは大黒とヨンドクと・・・

マエシュン。

その中で活躍したのは大黒ぐらいです。
今思うと正気の沙汰とは思えない。

人数が少ないと負傷者が続出するのは
「離脱できない」というプレッシャーから、
無意識に練習であまりハードな事が
できなくなってしまう、
というデメリットからなのではないでしょうか。
かと言って多すぎると
紅白戦でもあぶれる選手が出てくるので、
あぶれた選手が腐りやすい。

かなり昔の話ですが、
岩政が強化指定で東京にいた時に、
紅白戦にも入れてもらえず
鳥かごばっかりやっていて、
「東京には絶対に入らない」と強く思った、
という事もあったらしいですから、
多すぎることもまた問題とも言えそうですね。

ちなみに30人以上のシーズンについても、
シーズン途中に放出するなどして、
かなりの戦力絞り込みを行っていました。
2009年に至っては
シーズン終了時点では26人にまで減っています。
2020年は総勢35名いましたが、
J3がなくなり、ぽろぽろ移籍や負傷者が出て
そこまで「あぶれた感」はなかったですね。
東京は下部組織出身の
「25名枠外」が多いですから、
保有選手が多いに越したことは
ないのではないでしょうか。
しかもこれに二種登録と特別指定も加わりました。

2021年は開幕時点で、選手数は31人でした。
「なんだよ、人数はいたんじゃん」
と感じるかもしれませんが、
ウヴィニが入国制限で不在、
愛斗がリハビリで出場できず、
さらにGKが5人となっていましたから、
開幕時点ですぐ動けるFPは
24人しかいなかったことになります。
しかも愛斗とウヴィニは
ほどなく出場できるようになりましたが、
コンちゃん、帆高、凌磨が長期離脱。
さらにうっちーも終盤まで復帰できず
プロのFPが22人しかいなくなりました。
尚且つ本職がCBなのが7人もいた。
どう考えても少数精鋭の失敗ですね。
そもそも精鋭でもないし、
刈り取り系ボランチは不足している。

そして極め付きはSBの負傷者続出。
2021年、主戦場をSBとする選手で
負傷をしていないのは拓海と
9月に加入した長友だけ。

負の連鎖と言う人もいますが、
これも同じポジションで負傷者が重なり
無意識に「もう怪我できない」という
プレッシャーから試合や練習でのプレー強度が落ちて
余計に怪我をしやすくなるという事から
来ているのではないでしょうか。

そう考えるとキャンプでのトレーニングは
果たしてオフの短さを考慮したメニューだったのか。
これは絶対に検証しておかなければいけないでしょう。
フルメンバーでオフも十分にあった状態で
指揮をとってほしかったという願望も、
長谷川氏自らそうできないようにしていたとすれば
辞任劇は自業自得となるわけです。
つまり、2021年にああなったのは
ほぼ3月中には見えていたという事。

怪我をしない体作りも重要だが、
無意識に怪我を恐れてトレーニング強度が落ちるのが
もっと怖いですね。

ある種2010年より状況は悪かった。