5日、三階前方ほぼ中央にて拝見してきました。
ざざっと感想です。
『鎌倉三代記』
三津五郎さんの高綱が、とても面白かったです。
珍しい型(芝翫型)とのことですが・・井戸から出てきた時は今までとは全然違う衣裳なので「誰ですか~?」とちょっと不安にもなりましたが、ぐいぐい引き込まれました。
三津五郎さんがこんなに大きく見えたのは、初めてかも!!
おくるの右之助さんがとても良かったです。
『信濃路紅 . . . 本文を読む
4日、国立劇場十二月歌舞伎公演、一階前方上手寄りにて拝見してきました。
師走らしい、それぞれの忠臣蔵。
大石内蔵助も、吉良上野介も出てこない外伝物ですが、とても面白く拝見しました。
『堀部彌兵衛』
宇野信夫さんが、初代吉右衛門さんにあてて書かれたお芝居です。
『ぢいさんばあさん』より前に書かれた作品で、ところどころ『ぢいさんばあさん』を彷彿させる場面がありました。
月日の無情と優しさを感じる、 . . . 本文を読む
初日の2日、三階前方上手寄りにて拝見してきました。
残念ながらこの日は出勤になってしまい、昼の部の切符は前日に花組芝居でご一緒したMさんに急遽行って頂くことになりました。
Mさん、ありがとうございました。
『寺子屋』
そのような訳でして、8時~16時30分・・という勤務時間を終えてから駆け込みましたが、舞台は千代(福助さん)の出のちょっと前。
舞台には源蔵(海老蔵さん)と戸浪(勘太郎さん)。
. . . 本文を読む
※※※ネタバレあります。ご注意下さい。※※※
世田谷パブリックシアター、1日の昼の部、一階中央のほぼ中央にて拝見してきました。
『假名手本忠臣蔵』の全段通しを、2時間半で。
国立劇場で三ヵ月かけてやる全段通しを、2時間半ですよ!奥様っ!!
八段目が私の感覚では2分30秒くらいでしたが、とても良くまとまっていました。
脚本の石川耕二さんにまず、あっぱれ三唱を送りたいと思います。
で、私が嬉し . . . 本文を読む
3日初日、一階前方ほぼ中央にて拝見してきました。
玉手御前は俊徳丸を本当に愛していたのか、いなかったのか・・。
役者さんの解釈も、その時、その役者さんで色々であったと思います。
今回の坂田藤十郎さんの玉手から感じたのは、武智鉄二さんの解釈を遥かに越えた俊徳丸への激しい片恋。
そして、以前、歌右衛門さんや梅幸さんの玉手も拝見しておりますが・・そのお二方の玉手の先祖を見たような不思議な感触がありま . . . 本文を読む
初日、幕見席下手側にて拝見してきました。
簡単な感想です。
『土蜘』。
初代花柳壽輔さんの振付の作品。
今月は花柳錦之輔さんが振付として参加なさっています。
菊五郎さんの土蜘、蜘の精になってからが・・今までになく極悪な感じで面白かったです。
「この日の本を魔界となさん」
土蜘の精が創造しようとしている魔界が、今まで今一つどんなもんだか想像できなかったのですが、今日はちょっと判ったような気がしまし . . . 本文を読む
20日、再度、演舞場を見てきました。
『文七元結』、幕切れが変わっていました。
「お前はそれでいいのかい」
やっと娘が嫁にいくことを理解した、長兵衛の台詞。
お久は嬉しそうに袂で顔を隠して・・
お久の意思を聞いてくれたのが、嬉しかった!!
『寝坊な豆腐屋』はやっぱりいいお芝居だと思います。
詳しい感想は、改めまして。 . . . 本文を読む
14日夜の部、三越歌舞伎『傾城反魂香』、一階後方上手寄りにて拝見してきました。
序幕「近江国高嶋館の場」「館外竹薮の場」は22年振りの上演とのことで、私も初めての拝見。
今まで台詞でしか知らなかった役々が動き、後の「土佐将監閑居の場」がより判りやすくなりました。
全体的な印象は・・夏のお弟子さん達の勉強会の感触に近かったです。
全場面、力を抜かず熱い舞台、台詞も判りやすく明瞭。
その分、お芝居 . . . 本文を読む