弥右衛門の暇つぶし

写真、動画での旅行記、ビックリ仰天記事など。

Yaemon Challenging Crossing Eurasian Continentイルクーツク、バイカル湖、ロシア号

2018-05-18 11:37:16 | ユーラシア大陸横断旅行
Yaemon Challenging Crossing Eurasian Continent


9月9日、2017 早朝、ウランバートルよりイルクーツクに到着。タクシーでホテルへ移動、500ルーブル、川を挟んで対岸に位置するイルクーツホテルまではローカルレイト150r程度。これはツーリスト値段。ホテルに着くと早朝にも関わらず部屋を用意してくれる。 これは助かりました。 バスタブに浸かりしばらく休養。
さっそく街歩き。街中のMTCと言うショップで2週間有効、3ギガのSIMを購入、600rb安い、iPadに装着、これでGoogle Mapが使える。街中をふらふら歩いていると中央マーケットに到着、土曜とあって人道通りも多い。野菜、果物、肉、魚何でも豊富にある。中でも淡水魚の干物、トラウト系の赤みの肉の魚とホワイトフィッシュと思われる魚の開きを焼き鳥のくしのようなもので開きにしてある。あぶって食すと想像できるが、ロシアに魚の干物があるとは思わなかった。露店のおばさんから自然のアズベリー、ブルーベリーを買う。酸味が強いが美味い。

9月10日、 午前、あらかじめ手配しておいた車でバイカル湖観光に出発。樹林の中のハイウエイを走ること一時間、最初のポイント、シャーマンズロックに到着。湖岸の入り江に白い岩が突き出ている。シャーマニズムの守り神らしい。モンゴルと同様、ここでもシャーマニズム信仰が残っている。天空に突き出ているもの、木とか岩などに色とりどりの布をまきつけてあるのをよく見かける。この後訪れたリスビアンカ村の高台の展望台にも沢山布が巻きつけてあった。
バイカル湖は世界一大きい淡水湖だが、ここリスビアンカ村からは対岸が望める。カナダのレイクヒューロンなどは海のようだが、この湖はここから北西に約680キロも延びていて、水量、面積、透明度とも一位だ。面白いことに湖岸に立つと渚のにおいがしてくる。海の物に比べ強くはないが海藻の匂いだ。今回は湖の南端に足跡を残しただけ。早めに街に戻り、明日からの列車の長旅に備えマーケットで食糧、飲料水を調達しホテルに戻る。

9月11日、ロシア号は10分遅れで到着、7号車18番が私のキャビン、真ん中に小さなんテーブルを挟んで左右に2メートルほどの長椅子、背もたれを倒すとベッドになる。同室者はロシア人ビジネスマン、アウトドアー派の人で、辞書をひきひきイトウ釣りの話で盛り上がったが、次の駅で降りてしまった。以降、モスクワまで一人でキャビンを占有。気を使う必要がないのは良いが、話し相手がいないのも大変退屈です。食堂に行ってみたがメニューが少なく、価格が高いので、もっぱら買いだめした果物。スープなどインスタント食品で我慢する。 お湯は常時湧いているので、これを持参のポットに入れ持ち込む。トイレは一車両に2ユニッオあり清潔で快適。さて、これから74時間何をして過ごすか。車窓の景色はやや黄色になった雑木林の連続、ときおりクリーク、川、河、村、町、街を通り過ぎる。街を離れると電波がつながらずiPadが使えない。本を読んでもすぐ飽きる。停車駅でまた食糧を調達、まったく単調に時間が過ぎる、何もせず、考えず、あっと言う間に74時間が過ぎてしまった。

9月14日、ついにモスクワ、レーニングラード駅に到着。少しハイになっているのか、すこぶる元気。タクシーを探してホテルに向かう。ホテルについて、ここでも運ちゃんが2000rbだせと言う。通常の4倍以上、ふざけるなと怒鳴って、500rbを投げ渡してホテルに入る。チェックイン後、すぐ部屋に入れ、まずはお風呂、4日間の長旅の垢を落とし小休止。やれやれとうとうモスクワまできました。 

弥右衛門ユーラシア大陸横断の旅に挑戦 北京、ウランバートル、イルクーツク

2018-05-07 18:48:05 | ユーラシア大陸横断旅行
Yaemon Challenge Crossing Eurasian Continent


9月5日、朝、北京駅は大変な人出です。セキュリティーの関係で駅入り口が狭く、時間がかかりましたが、なんとか待合ロビーに入りました。駅舎は古いですが趣があります。 K23国際列車改札口は1番、すでに沢山の観光客が待ってます。一時間前に改札、広いホームでグリーンに黄色線の約10両編成の中国列車です。モンゴル列車との相互、週2本運行です。私の車両はソフトクラス、2ベッドの下段、トイレとシャワー完備です。 定刻に列車は静かに発車で。 進行方向左側がキャビン、右側が通路で、ニュージーランドから来た人たちのパーティーが始まりました。 それにしても良く飲みます。 一輌先の食堂車に行ってみました。ここでオーストラリアのパースから来た一人旅の爺さんと意気投合、旅行の話が弾みます。 この方は日本では岐阜の高山が良かったと言ってました。 真夜中に国境の駅、二連に着きます。 ここで車輪をモンゴル軌道用のものに付け替えます。 車両をジャッキアップして変えていきます。 全車両変えるのにかなりの時間がかかります。 モンゴル入国の手続きはロシア風の縦に長い帽子をかぶった可愛い女性のオフィサーがパスポートを集めにきて、一時間後に入国スタンプを押して返してくれます。 モンゴルに入ると景色が草原一色、ときおりゲルが遠目に見えます。 最初の停車駅で飲料水とモンゴル饅頭、生地は厚めですが中が羊ひき肉、軽い塩味でおいしいです。 しめて10元、安いです。

9月6日、定刻、11時半、ウランバートル駅に到着。 空が高く、空気が乾燥していて爽快です。 モンゴルの全人口の約半数、150万人がここに住んでいるそうで、人口増加に街のインフラ設備が追い付かないようで、外国人旅行者が公共交通機関で移動が難しいとの情報がありましたので、事前に現地Altan Tourに案内を頼んでおきました。 ホテルも日本人向けに大浴場の設備があり、ゆっくり休むことが出来ました。 ここから約一か月お風呂はなしです。

9月7日、 10時にAltan TourのガイドさんOtgoo Okooさんと会う、市内観光に出ます。 驚いたことに市内を走る車の70%は日本車で、それもトヨタ車がダントツです。 特に目につくのはランドクルーザータイプで、マフラー排気口が上に伸びたオフロード仕様のものが多く走ってます。 これは日本ではあまり見かけない車種です。 ジンギスカーンの銅像が鎮座する国会議事堂、歴史博物館、チベット仏教寺院なお見学し昼食。 昨日と同様、モンゴル饅頭を食べ、店のwifiを使ってやっと動画をFaceBookに投稿。 市内の南側の高台ザイサン記念碑に上り、市内を一望、中央に川が流れていて、この両岸には木が生い茂ってますが、あとは草原とビル群。 高い山がないので全景が望めます。 カナダ、エドモントン市に似ている眺めです。 夕方からは民族舞踊を鑑賞、その後駅まで送ってもらいました。 たった一泊の滞在でしたが面白かったです。 次回機会があれば、例のオフロード仕様の車で草原を走り、アウトバック・ツァーを経験したいです。 そして満天の天の川銀河の星空の下でゲルに泊まる、良いでしょうね。 
イルクーツク行き国際列車263号は21:00出発、20時改札、私の車両は一号車、5番キャビン17席下段、上下2ベッドの4人部屋です。 幸いにも同室者なしです。 お隣のアメリカ人のご夫婦はキャビンを占有するために4人分払ったとのこと。 パーサーはロシア人女性2人、愛想はありませんが、聞いたことは答えてくれます。 昼間、ノミンデパートで買ったパイと果物で夕食、9時半には寝てしまう。 
9月8日、6時半、目を覚ますと汽車はモンゴル国境スフバートル駅に我々の車両だけ残されています。 他の車両は何時の間にか切り離されてます。 そしてこの車両は停車中はトイレが使えません。 駅のトイレを使うのですが、先駆者の方々が旅行記で報告されているように、とてもウヲシュレットでスポイルされている日本人には使える代物ではありません。 大変な思いをしました。 モンゴル側の出国手続が8時からとのことで、それまで待たなければなりません。 結局、すべて済んでロシア側に向かったのが11時半でした。 そして今度はロシアへの入国手続をナウシュキ駅で、これもタップリ5時間がかかりました。 なんと10時間かかったことになります。 そうこうしているうちに車両も複数連結され、いよいよイルクーツクに向けて出発。 なるほど、距離は北京、ウランバートルとイルクーツク間は同じようなのですが、こちら側は2晩かかることが理解できました。
定刻、午前7時58分、イルクーツク着。 景色は草原からすっかり雑木林の森に変わってます。 いいよロシア・シベリアに入りました。 ウキウキしてます。