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yamaguchibasketball-U12公式ブログ

山口県バスケットボール協会U12部会公式ブログ

[会長の部屋]あるブログから

2014-06-19 01:13:11 | 会長の部屋
あるブログから
(40号 2014年6月18日)
 指導者のみなさん、インターネット上に出ていたこのブログの文章、どう思われますか。

「スポ少指導者の資質を問う」
 ~罰と言う名のいじめ~

コーチや監督の意向にそむいた。したがって 大事な試合だが 〝君は この試合出さない”。 6年生は たった2人の 小さな地方の 小規模校。
県体育大会の予選会。親も爺やもかけつけ 大応援団。勝って県体育大会に出よう。応援席は 小さな小学校の 大応援団。
罰と言うコーチの 仕打ちに 遂に〝親御さんが 切れる”。 確かに コーチにそむいた。しかしそれは練習時のこと。それを試合まで持ち込み、その先は 選手の不起用だ。
大事な 試合である。 当然 その子は チームのリーダーだ。そのコーチに 素直な対応が出来ないと言い、日干しと言う コーチの ”いじめ”が あった。
親御さんも 遂に 腹を立てた! 子供を ミニバスから引退させる。
子供は 3年間も練習を重ね、ようやく6年生のレギュラーに。それがこのありさま・・・
 情けない。子供には 6年生は たった1回しかない。コーチにそむいたら その仕打ちは 試合に出さない!

 小さな出来ごと、事件ではあるが、この手の話題が意外と多い この業界。
 罰という、試合に出さないという ”いじめ”。
 大げさに出来ないこの手の事件!

ミニバスの指導者諸兄、もう少し子供を大きな視野で見てやって!!


 私がこの内容に解説を付ける必要は全く無いでしょう。ミニバスケットボールの指導に関わっている我々なら日頃から気をつけていることです。子どもは我々指導者のために存在するのではないのですから。子どもたちがミニバスを楽しむこと、もっと運動が好きになること、そして心と体の成長に結びつけることが山口県ミニバス連盟の目指しているところですから。
 それにしても、こんな指導者がまだまだいるのが悲しいですね。責任を感じています。

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[会長の部屋]しっかりしよう

2014-03-02 00:00:12 | 会長の部屋
しっかりしよう
(39号 2014年2月28日)
 これから書くことは2月12日付けで「交流掲示板」に投稿された記事に対するお答えのような文章です。
 もう、これを読まれている方は「新人戦での不愉快な会話」についてもお読みになったことと思います。私は、まずもってこれを投稿された方に感謝したいと思います。この投稿を読んで私はとても残念に思うと同時に恥ずかしくもありました。また、私がその場にいてもこの投稿者の方と同じ気持ちになったことでしょう。この掲示板の意見が我々自身を省みるひとつの手がかりになってほしいと願いながらこれを書いています。
 ミニバスに関わっている者が、ミニバスのゲームを見てついいろいろな感想が口をついて出るということは自然なことでもありますが・・・。
 ここでちょっと話を変えますと、最近、話題になったことの一つは森元総理大臣の発言でした。浅田真央選手がスケートで失敗をしたことを取り上げて、「私は転ぶと思っていた」と彼の予見能力を披露されたのですが、みんなが気になったのは、国を背負った重圧の中演技をするというアスリートの気持ちに鈍感な彼の感性でした。こんな人が東京でのオリンピックの組織委員会会長でいいのかなということでした。
 ミニバスを見ていろいろな感想を言うことは誰にでも許されていることです。でも、指導者がゲームを見て、「上手・下手」の視点からだけ物を言うとその人の子どもたちを見る目も浮かび上がってきます。指導者にとって都合の良い上手な子ども、その反対の下手な子どもと、いかにも選手がコーチの駒になっているようです。果たしてこんな人が子どもたちの前に立つ指導者でいいのかなという疑問が湧いてきます。それは森会長へ向けられたものと同じです。
 今回の投稿に対して、私に直接次のようにメールで危機感を表してきた方もおられます。『ミニバスの指導に関わる我々は社会教育の分野の「教育者」であり、子どもたちが大きく成長するために学校や家庭で経験できないことを学ぶのがミニバスである。勝利至上主義から卒業し、“スポーツを学ぶ”“スポーツで学ぶ”文武両道の社会教育の教育者に変身しようではありませんか。』と書いてありました。
 先ほどの保護者の掲示板の意見を見てもはっきり分かることは、保護者が子どもを見つめる目と隣りに座って子どものプレーを評価していた指導者の目は大きく違うということです。子どもたちが全力でプレーをし、ゲームを楽しみ、集団活動としてミニバスに取り組むことが人間としての成長につながることを保護者は期待していると思います。単に技術の上手い下手や勝敗だけにしか目が行かないなら、その人は指導者としては子どもの前に立つ資格がないのではないでしょうか。
 森氏の発言を笑うことはできます。誰もそのおかしなところに気づくことができます。しかし、我々はミニバスに関わる者として、自分たちの言動を振り返ることはできているでしょうか。発言ひとつひとつは我々のミニバスを見る目、果ては子どもを見る目を表しています。子どもの前に立つにふさわしい指導者になるよう一人ひとりの自覚が問われています。自分で「自分の資質向上」に取り組むしか方法はないのです。
 この機会に私のメールアドレスを公開し、皆様からのご意見も受け付けたいと思います。どうぞ遠慮なくご活用ください。 kkoba129@gmail.com
 

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[会長の部屋]第33回中国ミニバス交歓大会

2014-01-15 06:03:05 | 会長の部屋
 第33回中国ミニバス交歓大会
(38号 2014年1月14日)
 平成26年が始まりました。皆様、良い年をお迎えのことと思います。今年もすばらしい1年になりますようお祈り申し上げます。また、子どもたちにとっては、ミニバスをとおして心も体も一段と成長する1年であるよう念じております。
 さて、年始め、岡山市で第33回中国ミニバス交歓大会が開催されました。山口県からも代表チームが男女それぞれ2チーム参加をしました。どのチームも力を出し尽くし、大いに会場を沸かせる活躍をしました。(詳しくは大会結果及び後日提出されるチームからの報告書をご覧ください。)
私も大会の前半だけですが参加をしましたので、印象に残ったことなどを記してみたいと思います。
会場は、桃太郎アリーナ(岡山県総合グラウンド内)というバスケコート4面プラスサブコート1面のすばらしい会場でした。こんな場所でゲームができる子どもたちは幸せです。あまりにもすばらしい会場のせいか、子どもたちは緊張気味に見えました。各チームの入場行進から開会式は始まりますが、歩く姿から緊張感がにじみ出ています。開会式での整列、聞く姿勢等態度も立派で、子どもたちが集中しているのがよく分かりました。
下山中国ミニ連会長さんのお話も会場にいる選手のみならず、保護者にも、役員にもしみわたるいいお話でした。会長さんは「バスケットボールが上手になるだけでなく、人として立派な人になろう。」と話しかけられました。一人ひとりの胸に静かに響く言葉ばかりでした。
次に選手宣誓となり、地元の選手が会長さんの前に走り出ました。この子は、「宣誓の前に感謝の言葉を述べたいと思います。」と初めに話して、監督・コーチへ、そしてお父さんお母さんへと、自分たちを支え成長させてくれた人々への感謝の思いを伝えてくれました。その後、選手宣誓に移っていったのです。
この度の中国大会ではたくさんの新しい感動をもらいました。その陰には、そこに至る必然の指導や努力があったはずです。私達がミニバスをとおして子どもたちの心身の成長を図るという目的はしっかり中国地区全体で実践されていることを感じました。山口県でももっともっとこの方向をしっかりしたものにしていくことの大切さを強く感じた大会でした。

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[会長の部屋]1年の終わり

2013-12-26 19:47:53 | 会長の部屋
 1年の終わり
(37号 2013年12月25日)
 1年は早いもの、もう年末となりました。もう一週間もすれば新しい年、平成26年は始まります。この一年、ミニバスに関わる皆様には子どもたちへの指導や大会の運営等ご協力をいただき大変ありがとうございました。また、保護者の皆様には陰に陽にチームを支えていただき深く感謝をしております。交歓会の会場では子どもたちの躍動する姿を見て感動を覚えたのは私だけではないと思います。
 さて、最近のミニバスケットボールの世界を見てみますと、いろいろと課題も浮かんできます。先ずは何と言っても指導者の資質向上ではないでしょうか。昔の指導者も現在の指導者もミニバスに関わるきっかけはそんなに違っていないでしょう。バスケットボールが好き、子どもたちが好き、指導が好きなど、その理由は今も昔も同じであると思います。しかし、昔のような指導だけでは現在では通用しないような気がします。ただ熱心に、指導者が体験してきたバスケットボールを子どもたちに押し付けるだけでは立派な指導者とは言えない時代になってきました。
 今求められる社会教育としてのミニバスのあり方やそのための指導方法等を我々指導者は謙虚に勉強する必要があると思います。スポーツ少年団を初め、最近ではいろいろな団体から指導者のための教育プログラムが提示されています。自己改革に積極的に取り組んでいく姿勢が求められているのではないでしょうか。
 子どもたちを見ても、親の意識を見ても、昔とはずいぶん変わってきました。スポーツの場における人権感覚が問われています。それは、チーム員全員をそして一人ひとりを大切にするという気持ちがまず根底にあり、それぞれの選手の良さを伸ばしていくという意識が必要となっています。勿論、監督・コーチの一方的で暴君的な言動は論外です。
 選手、指導者、保護者が信頼関係で結ばれ、みんなが高まっていく集団こそよい集団です。どこも強いチームを目指してみんな努力するわけですが、勝ち負けは結果であり、教育集団としてしっかり機能できたチームこそが立派な集団ではないでしょうか。
 今年を振り返ってみなさんのチームはいかがだったでしょうか。子どもたちはみんなバスケットボールを楽しめたでしょうか。もっともっとバスケットボールが好きになったでしょうか。
 良いチーム作りは指導者だけの責任ではありません。保護者の皆様の協力や支持があってこそより良いチームになります。指導者と保護者が大人として子どもたちを真ん中に据えて理解し合うことが大切です。
 今年度末まではまだ3か月あります。子どもたちが卒業するまでまだまだ時間はありチャンスは残されています。これからも全ての子どもたちが大いにバスケットボールを楽しんでほしいと願っています

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[会長の部屋]国際親善試合

2013-07-30 00:42:23 | 会長の部屋
国際親善試合
(36号 2013年7月26日)
 私のミニバス人生で初めてのことがありました。それは、外国のチームと日本のチーム(下関市の男子3チーム)が昨日(25日)市内の小学校の体育館で交歓ゲームを行ったのです。
 今回は韓国のミニバスの現状や当日の様子などについてみなさんにご報告し、自分たちのミニバスを考える一助にしていただければと思います。

 チームは「KTソニックブーム」という釜山のプロバスケットボールチームのジュニアチームであります。総勢、約60名(子ども50名、コーチ達9名)の大人数の団体の来日です。交流の窓口になったのは下関観光コンベンション協会でそこから市のミニバスに話が降りてきて開催となりました。
 釜山のチームはサマーキャンプの一環として日本を訪問し、親善試合となりましたが、山口県のチームで外国遠征を考えているところはまずないのではないでしょうか。コーチやチームの責任者とたくさん話をして感じたのは、かれらのバスケットボールに対する姿勢はとても熱心なものでした。それもそのはず、彼らの生活がかかっているのです。つまりコーチやチーム運営者は全てプロなのです。子どもたちからは毎月5万ウオン(日本円で4500円ぐらい)月謝として集めています。(100名が所属しているそうです。)日本では指導者はみんなボランティアだと言ったら逆に驚かれました。ヘッドコーチに、「ミニバスの指導で一番大切にしていることは?」と聞くと、「勝つこと」とはっきり返答がありました。結果を出さないとコーチはクビだそうです!!でも、練習は基本的には週1回日曜日だけだそうです。我々が目指しているミニバスは子どもたちの健全育成と言ったら親指を立ててにっこりでした。(私としてはそれを肯定的に受け止めていますが・・・)
 さてゲームはと言うと、これは下関の子どもたちの技ありでした。パス、シュート、ドリブルとどれも優っていてどのゲームも点差は大きくあきました。日本の子どもたちに試合の感想を尋ねると、みんなさすが国際親善試合の後とあって興奮状態でした。それほど楽しかったのでしょう。
 この交歓会、何と言っても良かったのは、ゲーム後の交流会でした。互いに50人ずつ向き合って座り、手を上げて質問をします。両国の子どもたちが大きな声を上げて驚いたQ&Aは下記のものです。
1 日本の子は週何日練習しますか。4日です。
2 KTチームにはダンクのできる選手はいますか。 3名います。
3 ミニバス以外にどんな習い事をしていますか。例えば英語は? 日本の子数名、韓国ほとんど全員はーいと挙手。
4 日本の子はドリブルが上手だけどどんな練習を? などなどの質問がでました。
 
韓国のコーチからこのような交歓会を毎年したい、ホームステイもしたい、保護者同士一緒に料理を作ったりしたいと希望が出されました。どうも韓国の方が我々よりもだいぶ熱心なようでこちらは押され気味でした。
何はともあれ今回のスポーツを通じた交歓会、大成功の感じがしました。それは下関のミニバス関係者の献身的なご準備があったからでした。本当にお疲れ様でした。

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