[会長の部屋]春季交歓会

　春季交歓会
（19号：2011年5月30日）
　昨日は西部地区の春季交歓会に出かけました。今年度最初の公式試合ということで、何か新鮮な空気が充ちているような気がしたのは自分だけでしょうか。
　三つの会場を掛け持ちで回りましたが、どの会場も保護者のみなさんがいっぱいで熱心な応援に溢れていました。二つの会場は２部のチームのゲームでしたが、２部のチームといえども、どのチームも基礎がしっかりしていてよく練習をしていることが感じられました。ただ気になったのは、２部のチーム同士でも結構点差が開いているゲームがたくさんあったことです。試合展開だけを見ていますと、技能も体力もそんなに大きな差があるようには感じませんが、点数だけは大きく開いています。たくさんの応援の方も残念だろうなとは思いますが、それでも最後まで熱心に応援を続けていました。子供たちの元気、やる気もこのような温かい応援の中で育っていくのでしょう。今後の選手の成長を期待します。
　男女の１部の会場はまた違った雰囲気で大いに盛り上がっていました。ついこの前まで５年生であった子供たちが６年生として、チームの主力として堂々とプレーしている姿に感銘を受けました。学年がひとつ上がることはすばらしいですね。中心選手としての自覚がでていました。そこには、新年度をうまく利用して子供たちのやる気を引き出し、意識を高めたコーチ陣の指導力を感じました。
　次に、ちょっと残念に感じたことについて書いてみます。
　それは「名門チーム」の減少です。こんな大会にはいつも出場していたチームの指導者のみなさん、そんな人達と久しぶりに会って話をするのが楽しみのひとつでしたがそれがかないませんでした。「名門チーム」とは私がただ言っているだけですが、長い間、県ミニバスをひっぱって、各チームの模範になったり、県代表になったりしたチームのことです。そんなチームが毎年ひとつずつ消滅しているような気がします。聞けば、選手が集まらなくなったり、指導者が高齢化したりと原因はいろいろのようですが、なかなかチームを維持していくのは難しいようです。子供たちが集まらなくてはせっかくの指導力も活かせません。また、指導者も複数で助け合い、次の世代に引き継ぐ準備をしていないとそのチームは生き残れません。
　どうしたら選手が集まり、いつまでも活発なチーム運営ができるか、我々チーム関係者は将来へも目を向ける必要があるようです。
　このことについて成功しているチーム関係者に話を聞いてみて、このコラムでも紹介していきたいと思っています。
　もうひとつ、だんだん少なくなっているものがあります。それは、学校の教員の指導者です。昔（30年ぐらい前まで）は、学校の教員と一般の方は半々ぐらいでした。それが最近では年々教員が減っています。教員が忙しくなったこともあるかとは思いますが、教員への声かけもなくなってきているのではないでしょうか。もし、教員もこのような社会体育活動に参加出来れば、当人にとっても幸運なことになるでしょう。各チームからの働きかけをどうかよろしくお願いします。

[大会結果]平成23年度 山口県ミニバス春季交歓会

■大会名
平成23年度山口県ミニバスケットボール春季交歓会


■日時
２０１１年（平成２３年）５月２８・２９日（土・日）
　　　東部地区は５月２１・２２日（土・日）



■場所
東部地区　岩国市・柳井市
中部地区　下松市・防府市・周南市
西部地区　山陽小野田市


■結果
【東部地区】
男子1部　　優勝　柳井　　2位　光ウイングス　　3位　麻里布　
男子2部　　優勝　玖珂　　2位　サンフレ岩国　　3位　ミニバス岩国　　4位　光大和
女子1部　　優勝　光わかば　2位　周東
女子2部Ａ　優勝　大畠　　2位　いかち
女子2部Ｂ　優勝　付属光　2位　広瀬

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【中部地区】
男子1部　　優勝　湯田　　2位　牟礼中央　　3位　西浦　　4位　吉敷
男子2部Ａ　優勝　新南陽Ｆ　2位　小郡
男子2部Ｂ　優勝　山口ふしの　　2位　今宿
女子1部　　優勝　平川　　2位　華城　　3位　桜木　　4位　牟礼中央
女子2部Ａ　優勝　華浦　　2位　福川
女子2部Ｂ　優勝　今宿　　2位　勝間（周南）
女子2部Ｃ　優勝　花岡　　2位　菊川
女子2部Ｄ　優勝　西浦　　2位　中村

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【西部地区】
男子1部　　優勝　上宇部　2位　豊浦　　3位　東岐波　　4位　桃山
男子2部Ａ　優勝　須恵　　2位　萩明倫
男子2部Ｂ　優勝　岬恩田　　2位　仙崎
男子2部Ｃ　優勝　萩大島　　2位　琴芝黒石
女子1部　　優勝　名池　　2位　岬恩田　　3位　江浦　　4位　上宇部
女子2部Ａ　優勝　安岡　　2位　須恵
女子2部Ｂ　優勝　向井　　2位　有帆
女子2部Ｃ　優勝　本山　　2位　椿東
女子2部Ｄ　優勝　王司小月　　2位　萩明倫


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[組合せ]平成23年度 山口県ミニバスケットボール春季交歓会

■大会名
　平成２３年度　山口県ミニバスケットボール春季交歓会


■日　時　　
　２０１１年（平成２３年）５月２８・２９日（土・日）
　　　東部地区は５月２１・２２日（土・日）


■会　場　　
　東部地区　　柳井市・岩国市　　　　
　　　　　　　
　中部地区　　周南市・山口市・下松市

　西部地区　　山陽小野田市


■組合せ　　　

東部地区
　　　　　　　　
中部地区

西部地区　　
　　　　　　　　　　

[会長の部屋]１５０チーム

１５０チーム
（18号：2011年5月5日）
　気がつけばもう５月。新緑の若葉がさわやかな空気を運んできます。新年度も始まり1か月が過ぎました。各チームではしっかり新しいスタートが切れていることと思います。
　今年度の登録が４月末現在で標記のように１５０チームとなりました。ご協力、誠にありがとうございました。各地区の内訳は下記のとおりです。

東部地区（男子１１チーム、女子２６チーム、混合４チーム）
中部地区（男子１９チーム、女子３２チーム、混合６チーム）
西部地区（男子１７チーム、女子３０チーム、混合５チーム）

県全体　（男子４７チーム、女子８８チーム、混合１５チーム）計１５０チーム

　子どもたちはみんなひとつ学年が上がって新しいチームになり、新しい気持ちでバスケットボールに取り組んでいることでしょう。各チームの指導者のみなさんも、よし今年こそやってやるぞと意気込んでおられることでしょう。
　新年度の始まりに当たり、私からの願いを少し書いてみます。
１　子どもたちと指導者で今年度の新しい目標を決めましょう。
　　とかく大人だけで目標を決め、それを子どもたちに押し付けがちです。子どもたちからも目指すところを引き出せばより充実した活動になるでしょう。そうすれば練習方法も、試合の仕方も今までと変わってくるのではないでしょうか。
２　バスケットボールの楽しさを味あわせましょう。
　　勿論、日々の繰り返し練習は大切です。でも、それも楽しくやりたいものですね。そこに指導者としての工夫があります。もうひとつ、バスケの根本的な楽しさを子どもたちと指導者で追求して欲しいと願っています。それはひとつのボールを通じて守ったり攻めたりの攻防の醍醐味です。（このことについては以前にも書きました。）
　３　指導者も新しく変身しましょう。
　　我々は子どもたちに変化を求めます。でも、我々自身の変化はどうでしょうか。これは私自身の反省でもありますが、毎年毎年、旧態依然の指導方法ではないでしょうか。それは、自分自身の体験に基づいていることが多いような気がします。高校時代に鍛えられたその練習方法を同じように繰り返していることが多々ありました。これからの新しいバスケットボールのあり方や子どもたちの健全育成を目指した地域スポーツであることを考えると活動内容も変わっていくのは必然です。我々大人も変わっていきましょう。

　　　最後に余談ですが、男女混成チームのことについてお願いがあります。この混成チームは、男子だけ、女子だけの単独ではチーム編成が困難な場合の救済策として出てきたものです。それなのに女子の部（２部）でいい成績をとるために男子をじょうずに混ぜて勝ち上がろうとするチームが見られるのは残念なことです。本当に男女混成チームしか活動の選択肢がないチームにとっても迷惑なことです。指導者の卓見を望みます。