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yamaguchibasketball-U12公式ブログ

山口県バスケットボール協会U12部会公式ブログ

[会長の部屋]もうひとつの盛り上がり

2014-12-25 05:05:34 | 会長の部屋
 もうひとつの盛り上がり
(45号 2014年12月23日)
 第22回の萩大会に参加しました。この前も書きましたが、この大会は地元の方々の熱烈なご支援で今日まで来ていることを再度感じました。勿論、市バスケットボール協会などバスケットボール関係者の方々のご協力もありますが、同時に行政を含めた幅広い方々に関心を持ってもらい、開会式には毎回市長さんをはじめ議員さん、小学校の校長先生方などが参加してくださいます。本当に市を挙げて歓迎という雰囲気なのです。
 自然、そのような空気はミニバスの各チームにも伝わっています。秋の交歓会(地区予選会)で勝って何が何でも萩大会に参加したいというチームがたくさんあるのです。萩大会があこがれの大会に育ったのも関係者のご支援・ご協力のお陰だと感謝しています。
 実際のゲームの方ですが、こちらも熱い試合が続きました。外は雪が降る寒い日でしたが、体育館の中は大変盛り上がった大会でした。今回のコラムではゲームのことを述べるのではなく、昼の休憩を挟んで行われた「フリースロー大会」について書いてみたいと思います。
 このフリースロー大会はその開催趣旨に全てが言い表されていると思います。参加資格は、誰でもよい。たとえベンチに入れなくて観客席で応援している子供でも、地元のお手伝いの子供でもよいとなっているのです。この萩大会には出られなかったけど、一日中テーブルオフィシャルをしたり、点付けをしたりする人も参加できるのです。
 何年も続いているこのフリースロー大会、子供たちは要領を得ています。だから、上手に集合し、順にシュートを打っていきスムーズに流れます。
 このフリースロー大会で気づいたのは、いつの間にかギャラリーに座っていたたくさんの人たちが前へ前へと詰めていき最前列の席で応援していることです。1本シュートを打つ度にみんなの声援が生まれ入れば大きな歓声に変わります。私がみるに、子供たちも大人もこのフリースロー大会を楽しみにしているようです。
  チームによっては、ゲームの中でもフリースローの確率がとても高いところがあり、いつも感心してみています。私などコーチとして教えていた時は「よく狙って打て」とあまり役に立たないことばかり言っていました。シュートがよく入るチームの指導者はもっと具体的で役に立つアドバイスをしているのではないかと思っています。
 

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[会長の部屋]チームの成長

2014-11-27 23:13:32 | 会長の部屋
チームの成長
(44号 2014年11月27日)
 第30回の県決勝大会が終わりました。今でもその時の余韻に浸っている方も多いのではないでしょうか。夏季決勝大会の時に見た子供たちはまだ5年生のようなところも感じましたが、あれから4か月経ってみんな立派なバスケットボールのプレーヤーになっていました。
 夏から秋にかけて各チームにはどんな出来事があり、一人ひとりにどんな刺激があったのでしょうか。そこのところの意識のあり方に興味がわきます。全国大会を目指そう、中国大会にはぜひ出場しようと練習ではいつも目標があったことでしょう。
 チームとして高まるには選手だけでは無理で、指導者や保護者も一緒に目標を共有しておかなければなりません。目標が高ければそれだけ意欲も強くなりますが、しかしそれが逆に作用することもあります。つまり、勝負(勝ち負け)を意識し過ぎるあまり、試合では緊張の方が多く出て本来の動きができない、力が発揮できないという状況もあるわけです。
 そのような例を地区大会で見ました。しかし、県決勝大会では地区大会の失敗を教訓にして大きくチームの様子を変えてきていたのには驚くと同時に感心もしました。具体的に言いますと、あるチームは、決勝大会では選手みんなとてもリラックスしている様子で、大きな声を出したり、笑ったりして試合前の練習を行っていました。コーチの方々もベンチでにこやかです。そこには、子供たちの力を最大限発揮させようという意図が感じられます。これこそコーチの知恵の出しどころと思いました。
 また、そんなチーム(選手や指導者)を温かく見つめ、応援する保護者の態度にも感心しました。試合前後の挨拶では応援席の誰もが起立し一緒に礼をしていました。会場にいるみんながよい試合を願いながらバスケを楽しむ姿に、私も大変うれしく感じました。
 余談をふたつ。
 30年以上前に山口県のミニバスを引っ張っていたある指導者にめぐりあいました。Aさんは今は岩国地区で仕事をしているとのことで、昔のチームの応援に訪れていました。ミニバス連盟草創期の方で、とても懐かしく感じた次第です。今の子供たちのプレーをどう見たかゆっくり話が聞きたかったと思いました。
 その代わりと言ってはヘンですが、日本中のミニバス会場を回って写真を撮っている方に山口県のミニバスの印象を聞いたところ、「どのゲームも盛り上がって、雰囲気がとてもいいですね。」とのことでした。
 もうひとつの話題ですが、これも決勝大会の会場で聞いたいい話です。前号で書いた「体制強化」の続きです。チームで若い指導者を育成していこうという趣旨でしたが、あるチームでは審判講習会の参加に当たり、参加料をチーム負担にしたり、レフリーユニフォームをチームで購入して与えたりしているとのことでした。
 どこもなかなかやるなあと感心しきりです。

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[会長の部屋]体制強化

2014-10-31 03:28:31 | 会長の部屋
体制強化
(43号 2014年10月29日)
 先週末には県内3地区で秋季交歓会が行われました。私も近隣の会場を全て回って子供たちのゲームを見てきました。
 今回、どの会場に行ってもあることに気づきました。それは、若い指導者、新しい指導者がたくさんいたということです。保護者の方がベンチに入って子供たちの指揮を執るということは時々ありますが、どうもそのような方々ばかりではなく、若くて独身のようなフレッシュな指導者もたくさんいました。
 会場ではできるだけ多くの関係者と話をしようと心がけていますが、今回も若い指導者に関する興味深い話をたくさん聞きましたので、この場を借りてたくさんの方にお知らせできたらと思います。

 あるチームの指導者はもう40年近くも第一線で子供たちの指導にあたっておられる方です。その方曰く、「最近、若い方が指導者として何人も入ってくれて嬉しい。彼らにはこれから大いに勉強をして指導者として伸びていってほしい。」とのこと。
 「そのためには、かれらに審判の日本公認を目指してがんばってもらっています。」
 「コーチライセンスもとってほしいと思います。」
 我々の会話が終わると若い指導者を呼んで来て、「これが会長さんだよ。」と紹介されました。この若い指導者の方はとてもハツラツとしていてやる気満々という印象を受けました。子供たちにとってはとても魅力的なコーチであることでしょう。
 大事なのはその次の言葉でした。
 「指導者たちが張り切り、向上心をもってコートに立ってくれるお陰で、最近では子供たちの入部も増える一方になりました。」とのこと。

 私達はよく児童数の減少、入部者の減少を嘆きます。ここでちょっと視点を変えてみると案外違う事柄に気づいたりします。バスケットボールの魅力をどのように子供たちに伝えるか、面白さを味わってもらうかが問われるわけですが、バスケと子供たちの仲立ちをするのは我々大人、指導者の仕事であるはずです。
 その指導者が子供たちにとって魅力的な存在となるならば、今まで悩んでいた問題はかなり改善されるのではないでしょうか。
 「体制強化」は我々指導者側の問題です。
 幸い、審判講習会もコーチライセンス講習会もあります。また、チーム内で高め合ったり、近隣のチームの指導者と交流したりすることで高めていくことができます。
 「指導者の資質向上」は押し付けられるものではなく、自らが積極的に挑戦する課題だととらえていきましょう。

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[会長の部屋]美しいコート

2014-07-17 05:27:14 | 会長の部屋
 美しいコート
(42号 2014年7月15日)
 7月12日、13日は県夏季決勝大会でした。今でも心に残っているのは、二日目のコートの美しさです。大会一日目のメインアリーナももちろん素晴らしかったのですが、二日目のサブアリーナのコートは、当日入場した者全てがちょっとした感動を覚えたのではないでしょうか。
 それもそのはず、サブアリーナは2面のバスケットボールコートがあるところですが、当日は真ん中に1面だけのコートが特別に設営されていたのです。コートサイドには約150席の観客席。電光掲示板はプラズマの大画面と正に全日本レベルのコートです。プラズマ表示器は普通は中国大会以上のものですが、例外的に使用が認められたそうです。
 このコートは大会主管の周南市バスケットボール協会ミニバス部会のみなさんが作ってくれました。1か月前には計測機器を使って正確なポイントを打ち、大会に備えていました。2面が前提のサブアリーナですので、1面用のポイントはないのです。知り合いの計測専門家に依頼し、ジュース一本で働いてもらったそうです。
 12日、第一日目が終わってから、周南市ミニバス関係者、保護者そして児童まで加わり、テープを貼ったり、椅子や机を並べたり、機器の設置・点検をしたりしまた。リングの高さやボードからエンドラインまでの計測もミリ単位で仕上げました。みなさんの努力で、本当に美しいコートが完成したのです。
 申し遅れましたが、大会準備には、ミニバス部会の方々だけでなく、市バスケットボール協会の会長さんをはじめ、たくさんの役職の方々にもご協力をいただきました。
 私が感じたコートの美しさは、実は子どもたちに最高のパフォーマンスを発揮させたいという願いを込めて最大限の準備をしてくれた人々の心の美しさだったのだと思います。
 子どもたちはその期待に応えてくれました。どのゲームも子どもたちは持てる力を大いに発揮してくれました。そして、それは観る者を感動させてくれました。
 最後になりましたが、夏季決勝大会の1週間前に行われた山口大会でも、大会を引き受けた山口市の関係者のみなさんの真面目で温かい心を感じました。たくさんの人に支えられてこのミニバスケットボールの活動は続いているということを改めて認識しました。
 みなさん、本当にありがとうございました。


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[会長の部屋]教育活動にしよう

2014-06-22 21:31:48 | 会長の部屋
 教育活動にしよう
(41号 2014年6月21日)
 ちょっと嬉しい感じがしないでもない出来事でした。それは、私の「会長の部屋」への反応が「交流掲示板」上であったからです。
 指導者の権威、監督の権限は大切であると述べておられます。その通りですね。指導者は尊敬をされることが大事です。しかし、尊敬をされるためには、その前にもっと大切にしなければならないことがあると考えます。
 私達がミニバスケットボールに関わっているのは、スポーツだけのことではないと思います。ましてや、プロスポーツでのあれこれは念頭にありません。
子どもたちがミニバスケットボールをするということは、ミニバスを通しての教育活動に参加をしているということではないでしょうか。
そこで、教育活動で一番大切なことは何かということになるのですが、それは「信頼」と考えます。三者(子ども、保護者、指導者)の間に信頼が存在していなければ、我々指導者が何をしてもそれは無駄なことです。成果はあがらないのです。
逆に、指導者の指導がどれだけ厳しくても、そこに「信頼」があれば、教育として成立しているのです。
私は、指導者の指導が厳しすぎることが問題だとは言っておりません。指導者が選手にどんなに厳しい対応をしても、保護者が指導者を「信頼」しておれば、「わが子のことを思ってやってくれている」と心のなかで指導者に感謝するでしょう。決して、自分の子どもをやめさせるようなことはしないと思います。子どもたちも、そんな厳しい指導者に一生懸命ついていくでしょう。
どのようにしたら三者の信頼は生まれるのでしょうか。その中心にいるのは、勿論、指導者です。指導者の責任はそれだけ重いのです。指導者の言動はみんなに見られています。練習中の指導者の物言い、上手な子どもに対する対応、みんなについていくのが精一杯な子どもに対する配慮、勝ち負けに対する指導者の態度、それらの小さなひとつひとつがチーム内に積み重なり、大人を含めたチームの雰囲気や価値を作ります。また、熱心な指導者の愛情や誠意は子どもや保護者からの尊敬としても返ってきます。
指導者が自分自身の気分が収まらないから、子どもに罰を与えることはないでしょうか。我々の言動はチーム内全ての子どもたちと親の心に届いているでしょうか。いつも子どもたちの未来を考えているでしょうか。指導者と保護者は日頃から意思疎通はできているでしょうか。子どもに厳しく接した時、それが誤解を生まないように、親と話し合っているでしょうか。
教育活動に携わる我々はもっともっと謙虚になってミニバスケットボールに関わろうではありませんか。
(前回の「会長の部屋」で上記のことを書きたかったのですが、掲示板のお陰でこのように書くことができました。少年少女のスポーツをいかに良い方向にもっていくか、これからも大いに論議をしていけたらと願っています。)

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