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山口県バスケットボール協会U12部会公式ブログ

[会長の部屋]教育活動にしよう

2014-06-22 21:31:48 | 会長の部屋
 教育活動にしよう
(41号 2014年6月21日)
 ちょっと嬉しい感じがしないでもない出来事でした。それは、私の「会長の部屋」への反応が「交流掲示板」上であったからです。
 指導者の権威、監督の権限は大切であると述べておられます。その通りですね。指導者は尊敬をされることが大事です。しかし、尊敬をされるためには、その前にもっと大切にしなければならないことがあると考えます。
 私達がミニバスケットボールに関わっているのは、スポーツだけのことではないと思います。ましてや、プロスポーツでのあれこれは念頭にありません。
子どもたちがミニバスケットボールをするということは、ミニバスを通しての教育活動に参加をしているということではないでしょうか。
そこで、教育活動で一番大切なことは何かということになるのですが、それは「信頼」と考えます。三者(子ども、保護者、指導者)の間に信頼が存在していなければ、我々指導者が何をしてもそれは無駄なことです。成果はあがらないのです。
逆に、指導者の指導がどれだけ厳しくても、そこに「信頼」があれば、教育として成立しているのです。
私は、指導者の指導が厳しすぎることが問題だとは言っておりません。指導者が選手にどんなに厳しい対応をしても、保護者が指導者を「信頼」しておれば、「わが子のことを思ってやってくれている」と心のなかで指導者に感謝するでしょう。決して、自分の子どもをやめさせるようなことはしないと思います。子どもたちも、そんな厳しい指導者に一生懸命ついていくでしょう。
どのようにしたら三者の信頼は生まれるのでしょうか。その中心にいるのは、勿論、指導者です。指導者の責任はそれだけ重いのです。指導者の言動はみんなに見られています。練習中の指導者の物言い、上手な子どもに対する対応、みんなについていくのが精一杯な子どもに対する配慮、勝ち負けに対する指導者の態度、それらの小さなひとつひとつがチーム内に積み重なり、大人を含めたチームの雰囲気や価値を作ります。また、熱心な指導者の愛情や誠意は子どもや保護者からの尊敬としても返ってきます。
指導者が自分自身の気分が収まらないから、子どもに罰を与えることはないでしょうか。我々の言動はチーム内全ての子どもたちと親の心に届いているでしょうか。いつも子どもたちの未来を考えているでしょうか。指導者と保護者は日頃から意思疎通はできているでしょうか。子どもに厳しく接した時、それが誤解を生まないように、親と話し合っているでしょうか。
教育活動に携わる我々はもっともっと謙虚になってミニバスケットボールに関わろうではありませんか。
(前回の「会長の部屋」で上記のことを書きたかったのですが、掲示板のお陰でこのように書くことができました。少年少女のスポーツをいかに良い方向にもっていくか、これからも大いに論議をしていけたらと願っています。)

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