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山口県バスケットボール協会U12部会公式ブログ

[会長の部屋]チームの成長

2014-11-27 23:13:32 | 会長の部屋
チームの成長
(44号 2014年11月27日)
 第30回の県決勝大会が終わりました。今でもその時の余韻に浸っている方も多いのではないでしょうか。夏季決勝大会の時に見た子供たちはまだ5年生のようなところも感じましたが、あれから4か月経ってみんな立派なバスケットボールのプレーヤーになっていました。
 夏から秋にかけて各チームにはどんな出来事があり、一人ひとりにどんな刺激があったのでしょうか。そこのところの意識のあり方に興味がわきます。全国大会を目指そう、中国大会にはぜひ出場しようと練習ではいつも目標があったことでしょう。
 チームとして高まるには選手だけでは無理で、指導者や保護者も一緒に目標を共有しておかなければなりません。目標が高ければそれだけ意欲も強くなりますが、しかしそれが逆に作用することもあります。つまり、勝負(勝ち負け)を意識し過ぎるあまり、試合では緊張の方が多く出て本来の動きができない、力が発揮できないという状況もあるわけです。
 そのような例を地区大会で見ました。しかし、県決勝大会では地区大会の失敗を教訓にして大きくチームの様子を変えてきていたのには驚くと同時に感心もしました。具体的に言いますと、あるチームは、決勝大会では選手みんなとてもリラックスしている様子で、大きな声を出したり、笑ったりして試合前の練習を行っていました。コーチの方々もベンチでにこやかです。そこには、子供たちの力を最大限発揮させようという意図が感じられます。これこそコーチの知恵の出しどころと思いました。
 また、そんなチーム(選手や指導者)を温かく見つめ、応援する保護者の態度にも感心しました。試合前後の挨拶では応援席の誰もが起立し一緒に礼をしていました。会場にいるみんながよい試合を願いながらバスケを楽しむ姿に、私も大変うれしく感じました。
 余談をふたつ。
 30年以上前に山口県のミニバスを引っ張っていたある指導者にめぐりあいました。Aさんは今は岩国地区で仕事をしているとのことで、昔のチームの応援に訪れていました。ミニバス連盟草創期の方で、とても懐かしく感じた次第です。今の子供たちのプレーをどう見たかゆっくり話が聞きたかったと思いました。
 その代わりと言ってはヘンですが、日本中のミニバス会場を回って写真を撮っている方に山口県のミニバスの印象を聞いたところ、「どのゲームも盛り上がって、雰囲気がとてもいいですね。」とのことでした。
 もうひとつの話題ですが、これも決勝大会の会場で聞いたいい話です。前号で書いた「体制強化」の続きです。チームで若い指導者を育成していこうという趣旨でしたが、あるチームでは審判講習会の参加に当たり、参加料をチーム負担にしたり、レフリーユニフォームをチームで購入して与えたりしているとのことでした。
 どこもなかなかやるなあと感心しきりです。

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