ya827's Diary

2012年2月のOCNCafe終了によりこちらに引越しました。

悩む力 / 本

2009-03-11 | 日記
*(ペン)* 夫が図書館から借りてきた本の中に、姜尚中さんの「悩む力」があったのでちょっと拝借し読んでみました。

姜尚中さんといえば最近よくテレビでも見かける人気者です。

そしてこの本もかなり人気の本らしいので興味が湧いてきたのです。

さっと読み通した感じでとしては、どのように感想を書いてよいか分からないような、なかなか中身の濃い難しい内容でした。


自由の拡大された現代、それに見合うだけの幸福感が感じられず人と人との関係は殺伐とした味気ないものになりつつあリ孤独な人々が増えている。

そんな時代を生き抜くためにいかに悩むべきか、彼は夏目漱石や社会学者・マックス・ウェーバーを題材に「悩むことの意義」を描いていて、生きる意味を問いつづける「悩む力」が生きる力になると言っています。

強制収容所に入れられた体験を持つことでも知られる精神医学者V・E・フランクルは、「苦悩する人間は、役に立つ人間よりも高いところにいる」と述べているそうです。

わざわざ悩む種を探してまで悩む必要はないのかも知れませんが、悩める人はそれから逃げないで「悩んで悩んで最後に突きぬけろ」とも言っています。


人間にとって悩むことは苦しいですが、悪いことばかりではないのです。

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