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The Orb-Orblivion 1997 Islands ジ・オーブ

2007-06-29 21:22:02 | Ambient Techno
The Orb-Orblivion 1997 Islands




 本日は午前中は出張、その後午後は秘密行動したあと出勤し昨日やり残した月末業務を片付ける。データ処理後CSVファイルを作成しファイルを送信し業務終了。

 そんなことで身体全体が心地よい疲労感にある中、デスク周りの整理がてら残業し珍しくレモンティーを飲みながらThe Orbの10年前の本作を聴いている。

 アンビエント・テクノの帝王的存在ともいえるThe Orb。実に安心して聴けるアーティストだ。今回は「ハウス」的曲も(´-`).。oO

 3曲目「Asylum」はかなりのノリだなあ(* ^ー゜) アンビエント・テクノの浮遊に身を任せてキアスム的膣状陥穽を探りまわすのも楽しい(*´д`;)… 若い娘の襞はまだ単純構造である。
 快楽反芻的勃起状態から4曲目「Bedouin」へとゆったりと突入する。この流れがとても心地良い(´-`).。oO

 The Orbの表出は仕事や読書のBGMにも良し。ドライブのBGMにも良し。享楽(ジェイサンス)創造行為のBGMにも良し。正にプロの仕事ですねー(* ^ー゜)

 時にヾ(^ー^)ゞダンス向けのパロールも出現する。「Molten Love 」

 後半に入り時に1分程の小スパイスを利かせメインのエクリで惹きつけるテクニックなどはサクセスフリーに編集できるアーティストは限られよう。

 ほんの僅かにドラムスをエンファサイズしたかと思うと、7曲目「S.A.L.T.」で摩訶不思議なアンビエントの世界を「期待なき・待つこと」的に脱構築していくのである。微妙なリズムにコンプリケートなアンビエント電子音群が絶妙に溶け合っている。人体から分泌される各種体液の不思議。この不思議を不思議と思わない方は鈍感・無教養・無知性と批判されても仕方がないだろう。
「なぜあの子の体液は透明さらさらなのに、あの子の体液は白濁し粘っているのか?」など等。で8曲目はずばり「Toxygene」過去の名作をリメインする。

 もう梅雨時でじめじめした首都圏だが「Secrets」は爽快だ。薬の調整が上手くいき携帯のアラームが鳴る前に自然に目覚める体調のよい時の朝---そんな朝の爽快な気分をエクリしているような作品(´-`).。oO その相対がなかなか寝付けず滅多に飲まない酒を飲んでしまい副作用でのあの不快感---本作はそんな不快感とは無縁である(* ^ー゜) 単純なエクリだが「爽快!」である。
 その爽快感が「Passing Of Time 」だ。自らスターリン主義者を名乗るスロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクが好んで、この後期資本主義社会における性的快楽のガジェットに快感を持続させるローションなどが脱線的に取り上げられるが、このテクノの世界では性的であるなしに関わらず、クスリとの関係が取りざたされているのは私のBlogを閲覧いただいている方なら皆さんご存知でしょう。私は非合法なドラッグ類には反対です。脱法もだめ。この曲の最後の「???LSD」なるメッセージは不完全にしか聞き取れないのであるが,LSDなどとんでもない。

 最近ジジェクを良く読むので、彼の悪い癖である「話の散漫性」の性癖が少し乗り移ってしまったようだが、要するに本作は初期の名作群ほどの名作とは言えないかも知れないが、並みのテクノを聴くよりは遥かに有益な時間が過ごせるアルバムであることは間違いない。

 さて、もうこんな時間だ。そろそろ帰宅しよう。

  職場にて [y27dx]